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2025.01.15

30万円借りたら返済額はいくら ?金利や利息の計算方法も紹介 wave

旅行費用や高額な家電製品の購入など、まとまったお金が必要な場合に便利なのがカードローンです。カードローンでは最短即日でお金を借りることも可能です。一方で、借りた額に加えて利息を支払う必要があります。そこで、返済の負担を少しでも減らすために、利息を少なく抑える方法を知っておきましょう。また、返済が遅れてしまうと完済までに時間がかかるため注意が必要です。

今回は、仮に30万円借りる場合の利息と返済シミュレーションや、利息を少なく抑える方法、返済に遅れるとどうなるか、遅れそうなときの対処法などについて解説します。

  1. 利息と金利について
  2. 30万借りる場合の返済シミュレーション
  3. 利息を抑えるには?
  4. 返済に遅れるとどうなる?
  5. 返済に遅れそうなときはどうすればいい?
  6. まとめ

利息と金利について

利息とは、お金を借りたときに、借りた額に加算して支払うお金のことを指します。一方の「金利」は、借りた額に対する利息の割合のことで、「利率」と呼ばれることもあります。利息は「〇〇円」と金額で表しますが、利息の割合である金利は「〇〇%」と表します。

利息は「利息=元金(借りた額)×金利(%)」で計算することができます。
なお、借りたお金に対する上限金利は利息制限法によって定められていますが、実際の金利は金融機関によって異なります。

利息制限法による上限金利

借入金額上限金利(実質年率)
10万円未満20.0%
10万円から100万円未満18.0%
100万円以上15.0%

アコムのカードローンの金利は、3.0%~18.0%です。お客さまの契約極度額(利用枠)などに応じて、適用される金利(利率)は決まります。

そのため、例えば30万円を同じ期間借りたとしても、毎月の返済額や返済総額は契約者ごとに定められる金利によって異なります。

関連リンク:金利はどうやって決まる?利息・利子との違い、金利の計算方法も解説

アコムで30万借りたら返済額はいくら?

もし、アコムで30万円借りた場合、いくら利息を払えばいいのでしょうか。お金を借りたときの利息は、以下のとおり計算します。

利息=借入残高×借入利率÷365日(※)×利用日数

(※)うるう年の場合は366 

例えば、金利18.0%で、30万円を借りて、30日間利用すると利息は以下となります。

利息=30万円×18.0%÷365日×30日=4,438円(1円未満切り捨て)


ローンでお金を借りられる上限金額を契約極度額と呼び、金融機関の審査により、一人ひとりの「契約極度額」が決まります。アコムのカードローンにおける契約極度額は1万円~800万円ですが、誰でも800万円まで借入れできるわけではありません。消費者金融のカードローン審査には「総量規制」があり、お金を借りられるのは年収の3分の1の範囲内に限られています。そのため、800万円を上限としていても、審査で契約極度額が100万円に決まる方もいれば、50万円に決まる方もいます。

30万借りる場合の返済シミュレーション

パーセントのブロック

アコムなら、「毎回、いくら返済すればいいのか?」、「どのくらいの期間、返済すればいいのか?」を知りたいときに、Webで返済のシミュレーション ができます。
返済シミュレーションは、借りた額に利息を含めた毎月の返済額や完済までの返済期間、返済総額についてシミュレーションして算出するサービスのことです。

返済計画を立てる際にぜひご活用ください。

30万円借りたときの返済シミュレーション

毎月の支払金額支払月数利息返済金額累計
1万円41か月101,523円401,523円
2万円18か月42,404円342,404円
3万円11か月27,483円327,483円

※金利18.0%で計算
※シミュレーションでの試算結果は参考値であり、実際の返済金額と異なる場合があります。

利息を抑えるには?

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お金を借りるときは、できるだけ利息を少なくして返済金額を抑えたいものです。ここでは、利息をできるだけ抑える方法を紹介します。

無利息のサービスを利用する

消費者金融のカードローンの金利は、住宅ローンや自動車ローンなどと比べて、比較的高く設定されていることが多いです。しかしながら、消費者金融が提示している一定の条件に該当する場合、一定期間無利息でお金を借りることができます。

アコムでは、はじめてアコムをご利用する方に対して、ご契約の翌日から30日間、利息のかからない「30日間金利0円サービス 」を実施しています。

この期間内に返済を行うと利息がかからずに返済できるため、このサービスを活用することで利息を抑えることができます。ただし、初めての利用から30日ではなく契約の翌日から30日の間であることに注意しましょう。

繰上返済を行う

ボーナスなどの臨時収入があり、月々の返済以外にも返済の余裕がある場合、追加で返済をすることで利息を抑えることができます。

毎月決まった額の返済に加えて、追加で残高の一部を返済することを、繰上返済といいます。利息は日割りで計算されるため、借入した日から、日にちを空けずに早めに返済を行うことで、元金に充当される金額が多くなり、利息を抑えられます。

なお、月々決まった額を返済し、月々の返済日の数日後に繰上返済により全額返済を行った場合、発生する利息は月々の返済日から繰上返済日までの日数分となります。全額まとめて返済できなくても、余裕のある月に多めに返済すると、返済期間が短くなり無理なく利息を抑えることができます。

関連リンク:約定返済、約定返済額とは?借入残高を早く減らす方法も紹介

毎月の返済金額を増額する

30万円のお金を借りて毎月2万円返済する場合、返済が終わるまでに約4万2千円の利息の支払いが必要になります。毎月の返済金額を3万円に増額すると、元金に充当される金額が増えるため、返済期間が短くなります。また、返済が終わるまでの利息は約2万7千円となり、支払う利息は約1万5千円少なくなります。

家計に無理のない範囲で月々の返済金額を増やすことで返済期間を短くし、利息の支払いを抑えることができます。

関連リンク:カードローンの返済方法とは?仕組みや返済金額の計算方法についても解説

金利の低い借入先を選ぶ

利息を抑える方法として、金利の低い借入先を選ぶことがあります。 利息は、以下のとおり計算します。

利息=借入残高×借入利率÷365日(※)×利用日数

(※)うるう年の場合は366日

例えば、30万円のお金を借りて1年後に返済する場合、金利18%で借りると利息額は約5万4千円ですが、金利15%で借りると利息額は約4万5千円となり、支払う利息が9千円少なくなります。 お金を借りるときには、複数の金融機関の金利を比較しましょう。金利の低い金融機関から借りれば、月々の返済金額は同じでも利息が抑えられます。

30万円を借りるときは、金利の低さだけで選ぶのではなく、無利息サービスの有無や利用方法の便利さも考慮しましょう。また、即日にお金が必要な場合は審査時間の早さも比較検討しましょう。

アコムのカードローン では、借入可能かどうかがすぐにわかる、3秒スピード診断を導入しています。診断後は、インターネット申し込みで審査が行われ、最短20分で借入れが可能です(※)。急ぎで借入をしたい場合などに活用してください。

(※)お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

おまとめローンや借換えで金利を下げる

金利を下げるために、おまとめローンや借換えサービスを利用する方法もあります。現在借りているローンよりも金利の低いローンに乗り換えると、利息を抑えることができます。

乗り換える方法には、おまとめローンと借換えがありますが、おまとめローンとは、複数の金融機関から借りているローンを1本のローンにまとめることで、金利を下げることを指します。一方で借換えは、現状よりも金利の低い融資に換えることをいいます。いずれも、今よりも金利の低いローンに乗り換えて、利息の支払いを抑える方法です。

しかし、おまとめローンや借換えには注意点もあります。新たなローンへの申し込みとなるため新たな審査が必要となり、書類の提出があるなど、手間がかかることもあります。また、一般的にはおまとめローンや借換えを行う場合、返済のみの契約となり追加借入ができない契約となるので注意しましょう。

 おまとめローンや借換えの申し込みを行う前には、事前に返済のシミュレーションをしておきましょう。

返済に遅れるとどうなる?

カードローンの返済に遅れた場合、以下のようなリスクがあります。

  • 遅延損害金の発生
  • カードローンの利用停止
  • 信用情報機関に異動情報が記録される

返済が遅れると、返済日から遅れた日数分の「遅延損害金」が請求されます。カードローンの遅延損害金は20%の設定が多く、カードローンの本来の金利よりも高い設定です。返済が遅れるほど遅延損害金の金額が大きくなり、完済が遠のくことになります。

また、返済が遅れると、カードローンの利用が停止されることもあります。停止のタイミングは消費者金融ごとに異なりますが、借入したいと思っても延滞を解消するまで利用できず、場合によっては、延滞を解消しても借入できなくなる可能性があります。

さらに、延滞の記録は信用情報機関に異動情報として記録される場合があります。延滞の異動情報は一定期間記録され、今後、住宅ローンやマイカーローン、クレジットカードの審査等金融サービスを利用する際に悪影響を与える可能性があります。

返済に遅れそうなときはどうすればいい?

返済に遅れると、メールやSMS(ショートメッセージ)、電話連絡による返済の確認や自宅へ督促状が送付される等の督促が行われる場合もあります。さらに延滞を続けると借りた金額の一括返済の請求が行われ、返済できずに放置すると最終的に裁判所等の公的機関を通して給与や財産が差し押さえられる可能性もあります。

万が一返済が遅れそうになった場合、早めに借入している消費者金融等の金融機関に連絡して担当者に相談しましょう。

会社によって対応は異なるものの、返済日の延長や一時的な返済額の軽減などの対処法を示してもらえる可能性もあります。

まとめ

通帳を見る女性

30万円を金利18%で借りて1年後に全額まとめて返済する場合の利息額は、約5万4千円になります。利息を抑えるためには、低い金利で借りることが大切です。
その他にも、繰上返済や消費者金融の無利息のキャンペーンを活用することで、利息を抑えられることもあります。

ただし、返済に遅れると、遅延損害金が請求される場合やカードローンの借入が停止される場合、信用情報機関に異動情報が記録される場合があります。今後の金融サービスの利用に影響する可能性があるため、返済に遅れないように注意が必要です。督促状の送付や給与・財産の差し押さえになる前に担当者に相談しましょう。

前述の通り、アコムには、30日間金利0円サービスがあります。こういったサービスを上手に活用したり、繰り上げ返済や返済額を増額したりすることで、利息を抑えて効率的に返済を進めましょう。

アコムへのお申し込みはこちら


監修者:高柳 政道

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®、DCプランナー2級 金融コラムニストとして資産運用・生命保険・相続・ローン商品・クレジットカードなど多岐にわたる執筆業務と監修業務に携わり、関わった記事案件は500を超える。 企業に属さないFPとしても活動し、客観的な立場から投資・保険商品の選び方を中心に情報発信を行う。

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