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2024.10.24

引っ越しの初期費用が払えない場合の対処法を徹底解説! wave

引っ越しをして住む場所を変えると、生活に変化が生まれます。しかしながら、引っ越しを決めたとしても、引っ越すための初期費用に思ったよりお金がかかり、家計への負担が重いこともあります。そこで今回は、引っ越しの初期費用が払えない場合の対処法を解説していきます。

  1. そもそも引っ越しの初期費用はいくら?
  2. 引っ越しの初期費用が払えないときの対処法
  3. 初期費用はいつまでに払うもの?
  4. 引っ越しの初期費用の中で後払いできるものはある?
  5. 引っ越しの初期費用を少しでも抑える方法とは?
  6. 支払いの目途が立たない場合はカードローンを上手く利用しよう
  7. まとめ

そもそも引っ越しの初期費用はいくら?

賃貸物件に引っ越すときには、家賃の6ヶ月程度の金額が初期費用としてかかるといわれています。主な内訳は、下記をご参照ください。まずは、初期費用として必要な金額の全体像をつかんでおきましょう。

【初期費用の主な内訳】

  • 荷物の運送費
  • 敷金や礼金などの賃貸に関する費用
  • 家具
  • 家電などの購入費

荷物の運送費

まず、今の住まいにある家具や家電などの荷物を新しい住まいに運ぶ、運送費が必要です。引っ越し業者に依頼する場合、移動する距離や引っ越す時期、運送する荷物の量、特別な荷物の有無、梱包などのサービス追加の有無で、料金が異なります。

賃貸に関する費用

引っ越し先が賃貸物件の場合、当月と翌月の家賃、敷金や礼金、不動産会社への仲介手数料、火災保険料などの費用をまとめて初期費用として一括で支払うのが一般的です。

例えば、独り暮らしで家賃7万円の部屋を借りる場合を例とすると、敷金が家賃の1か月分、礼金が1ヶ月分、仲介手数料が1ヶ月分、当月と翌月の2ヶ月分の家賃、火災保険2万円、その他の費用が3万円と仮定すると、初期費用は40万円程度となります。家族で家賃14万円の部屋を借りるとしたら、初期費用はおよそ75万円という大きな金額になります。

家具・家電など

進学や就職などで、初めて一人暮らしをするときに、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジや炊飯器など最低限必要な家電と、机やベッドなどの家具を買い揃えるとしたら20万~30万円程度の費用がかかるでしょう。

すでに持っている家具や家電をそのまま引っ越し先でも利用するならば、新たに購入するお金はかかりません。しかし、引っ越し先の部屋の広さが違い持っている家具が置けないときや、持っている家具が引っ越し先の部屋の雰囲気に合わないとき、手持ちの家電が古いときなどは、買い替える場合もあるでしょう。賃貸物件によっては、照明器具やカーテン、エアコンやガスコンロなどの備え付けがなく、自費での購入代金としてさらに10万円以上の金額が追加となることもあります。

引っ越しの初期費用が払えないときの対処法

不動産 家と人

引っ越しの初期費用が払えないときは、どうすればよいのか。ここでは、引っ越しの初期費用が払えないときの対処法について解説します。

分割払いにできないか不動産会社に相談する

初期費用を一度に支払うことが難しいときは、初期費用の分割払いが可能かどうかを賃貸契約する不動産会社に相談しましょう。分割払いに対応できない不動産会社も多いので、契約をする前に確認が必要です。

クレジットカードで分割払いをする

初期費用の支払いは、現金払いか金融機関への振込としている不動産会社が多いですが、クレジット払いを受け付けている場合もあります。

クレジットカード払いは、実質的には後払いです。さらに、支払い方法を分割払いにすれば、毎月の支払の負担を少なくすることができます。また、家具家電などの購入費をクレジットカードの分割払いとする方法もあります。

家族・友人から借りる

分割払いやクレジットカード払いができない場合は、家族や友人に相談してお金を借りるのも1つの方法です。家族や友人からお金を借りたときは、返済期限や返済方法を決めておき、金銭トラブルに発展しないようにして忘れずに返済しましよう。

自治体の補助金制度を活用する

低所得者やひとり親家庭など生活が困難な状況にある人や、Iターン、Uターンの就職をする人を支援するため、引っ越し費用の支払いに利用できる補助金制度がある自治体もあります。

ただし、自治体の補助金制度は利用するための条件が決まっており、条件に合致していないと補助金を受け取ることはできません。まずは、自治体のホームページなどで制度の有無と条件を確認しておきましょう。

引っ越し日を後ろ倒しにして日払いの仕事をする

引っ越しをする日までに初期費用を支払うことが難しい場合は、引っ越し日を後ろ倒しにして、不動産会社への支払いも後ろ倒しにする方法があります。

引っ越し日を1週間後ろ倒しにできれば、その間の1週間に日払いの仕事をして収入を得ることもでき、引っ越しの初期費用にあてることも可能となります。

初期費用はいつまでに払うもの?

賃貸の初期費用は原則として、契約手続き日の当日までに全額支払う必要があります。

賃貸契約の簡単な流れは、まず仮申込みをして、貸主の入居審査に通ると、必要書類を提出する本申込みをします。本申込みの際に、賃料1カ月分程度の手付金を先に支払うこともありますが、通常は契約書に署名捺印する契約手続きのときに、現金や金融機関への振込みで全額支払います。

振り込みの場合は、指定された日までに着金となるよう、振り込むタイミングにも注意しましょう。なお、契約時に部屋の鍵をもらいますので、初期費用の支払いが遅れてしまうと、借りた部屋に入ることはできず、契約がキャンセルとなることもあります。

引っ越しの初期費用の中で後払いできるものはある?

明細

引っ越しの荷物の運送費の支払いは、引っ越し作業を開始するタイミングで現金で前払いするのが一般的です。

しかし、作業終了後の後払いやクレジットカード払いができる引っ越し業者も一部あります。家具や家電の購入費などの後払いは難しいですが、クレジットカード払いや分割払いを選択することで、支払い日を先にすることができます。

また、部屋を借りるときに必要な初期費用のうちの敷金や礼金、仲介手数料など、一部分だけでも、後払いにできないか不動産会社に相談する方法もあります。

引っ越しの初期費用を少しでも抑える方法とは?

引っ越しの初期費用ではまとまった金額が必要ですが、その後の生活費も必要となってきます。そのため、初期費用をどれだけ抑えることができるかが大切になってきます。ここでは、敷金や礼金の値下げ交渉をする、敷金や礼金のない物件を探す、引っ越しシーズンを避けるなど、初期費用を少しでも抑える方法を紹介します。

敷金・礼金の値下げ交渉をする

敷金や礼金は、それぞれ家賃の1カ月分程度ですが、値下げしてもらえないか聞いてみるのも1つの方法です。

敷金は退去時の修繕費用などに充当される費用であり、礼金は貸主である大家さんに対するお礼の費用ですが、どちらも上限額や下限額が定められているわけではありません。交渉次第では値下げしてもらえる可能性もあるでしょう。

また、仲介手数料は不動産会社に支払うものなので、他の不動産会社と比較して高めの場合は交渉するようにしましょう。値下げ交渉をする前に、近くの賃貸物件の平均的な価格を調べておくことも重要です。

敷金・礼金のない物件を探す

賃貸物件のなかには、敷金や礼金がない物件があります。このような物件を選ぶことで、初期費用を抑えることもできます。

例えば、家賃7万円の部屋を借りたと仮定して、敷金と礼金でそれぞれ1カ月分支払うケースでは14万円も浮くことになります。敷金・礼金なしの物件を希望があるときは、不動産会社に忘れずに伝えておきましょう。

なお、敷金や礼金を支払う必要がない代わりに、同じ条件のほかの物件よりも賃料が高めだったり、敷金が退去時の修繕費用などに充当されたりするケースもありますので、事前に確認しておきましょう。

繁忙期・引っ越しシーズンを避ける

入学や就職シーズンである3月から4月は、引っ越しが最も多い繁忙期といわれています。そのためこの時期は、引っ越し費用が高くなる傾向があります。

同じように9月から10月も会社員の人事異動などで引っ越し依頼が増え、引っ越し費用は高めになります。このような繁忙期や引っ越しシーズンを避けることでも、引っ越し費用を抑えることができます。

また、会社員の場合、仕事の都合で週末や祝日に引っ越しを希望する人が多くなります。さらに大安吉日など引っ越しに運が良いとされる日は、同じように費用が高めになります。引っ越しのシーズンだけでなく、週末や開運日などの繁忙期を避けて、平日に引っ越しを依頼することで引っ越し費用を安く抑えることもできます。

複数の引っ越し業者で見積もりしてもらう

引っ越し業者の選び方によっても、料金に違いが出ます。引っ越し日と運ぶ荷物が決まったら、複数の引っ越し業者から見積もりを取り、比較してから依頼先を決めましょう。スマートフォンから簡易な見積もりを取ることもできますが、実際に運ぶ荷物を見てもらうことで、より正確な費用を知ることができます。

レンタカー・友人の車を利用し自分自身で荷物を運ぶ

荷物の量があまり多くない場合や、引っ越し先が近い場合、自分で車を運転して荷物を運ぶのも、費用を抑えるのに有効な手段です。自分の車を持っていなくても、友人から車を借りたり、軽トラックなどをレンタルしたりする方法もあります。

家具家電はフリマなどで購入する

新品の家具や家電にこだわりがなければ、フリマなどで中古品を購入することも検討してみましょう。中古品は、新品を購入するより比較的安く購入できます。

フリマや中古販売店、オークションサイトなどで探すこともできますし、自治体などの「売ります・あげます」掲示板を利用するのもよい方法です。

支払いの目途が立たない場合はカードローンを上手く利用しよう

カード番号を入力する女性

引っ越しにはさまざまな費用がかかります。毎月の家賃額によって敷金や礼金などの初期費用は異なりますし、引っ越す時期や引っ越す距離によって引っ越し代も変動します。新しい住まいを決めてから「お金がない」と慌てることがないよう、必要な金額を見積り、事前に準備しておきましょう。

それでも引っ越し資金の支払いの目途が立たないときには、一時的にカードローンの利用を検討するのも1つの方法です。カードローンは、利用限度額内であれば、お金の使い道も自由で、繰り返しの借入れも可能です。

アコムのカードローン は、来店不要でスマホで完結できるので便利です。審査は最短20分で、最短即日融資が可能です(※)。また、はじめてのご契約であればご契約日の翌日から30日間利息がかからない「30日間金利0円サービス 」もあります。

(※)お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

関連リンク: カードローンの必要性について解説!知っておきたいメリット・デメリットとは?

まとめ

家とお金の画像

引っ越しには、家賃など賃貸関係に掛かる費用に加えて、引っ越し代や、家具や家電の購入費などお金がかかります。

引っ越しをすると決めたら、引っ越しの検討段階から割引制度や後払い制度が利用できないか聞いてみることと、引っ越しにいくらかかるか費用を見積り、あらかじめお金を準備しておきましょう。

どうしても費用が足りない場合は、日払いバイトなどでお金を作り、それでもお金が足りない場合には、一時的にカードローンを使うことも選択肢の1つです。必要費用を事前にしっかり確認したうえで、引っ越しの準備を進めましょう。


執筆者:杉浦詔子

みはまライフプランニング 代表 ファイナンシャルプランニング技能士1級、CFP®、産業カウンセラー、キャリアコンサルタントとして、働く人の生活が豊かになるよう個別相談などで支援をおこなっている。

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