クレジットカードの引き落とし日に、うっかり残高不足で支払いができず、焦った経験をお持ちの方は少なくないでしょう。残高不足で引き落としができなかったときは、できる限り早くカード会社へ連絡し、利用代金を口座へ用意することが重要です。
残高不足が続いて支払いが遅れると、クレジットカードが利用できなくなったり、信用情報に影響を与えたりします。
そこで今回は、残高不足になってしまったときの対処法や残高不足を防ぐ方法、支払いが遅れると生じるリスク、支払いが難しいときの対処法などについて解説します。
残高不足で引き落としができなかった場合の対応方法
残高不足で引き落としができなかった場合は、以下の対応をしましょう。
- カード会社へ連絡する
- 利用代金を引き落とし口座に入金する
それぞれの詳細について解説します。
カード会社へ連絡する
残高不足により引き落としができていないことが判明したら、早急にカード会社へ連絡しましょう。引き落としができなかった場合の対応方法は利用しているカード会社によって異なります。
例えば、再度引き落とし口座から引き落としがかかるケースや、カード会社指定の銀行口座へ振込をする場合があります。
利用代金を引き落とし口座に入金する
請求金額の支払いが再度引き落としになる場合は、引き落とし日までに口座へ入金しておきましょう。その際、次回の請求で残高不足とならないよう、余裕があれば多めに入金しておくと安心です。
残高不足で引き落としができないとクレジットカードはどうなる?
残高不足でクレジットカードの利用代金が引き落としできないと、以下のようなリスクが想定されます。
- クレジットカードの利用停止
- 遅延損害金の発生
- 審査・信用情報機関への影響
ここでは、クレジットカードの支払いが遅れることで引き起こるリスクを詳しく解説します。
なお、急な出費や一時的な資金不足で、すぐにお金が必要な方は、アコムの利用を検討してみてはいかがでしょうか。アコムの利用がはじめての方であれば、30日間金利0円サービスを行っているため、金利0円で借入が可能です(※1)。
(※1)借入には審査があります。
アコムへのお申し込みはこちら関連リンク:クレジットカードの支払いが遅れたらどうなる?支払遅れのリスクや防止策を解説!
クレジットカードの利用停止
残高不足で引き落としができなかった場合、請求金額の支払いが確認できるまでクレジットカードが利用停止となる可能性があります。
また、支払いの遅れを繰り返したり、長期的に支払いの遅れが続いたりすると、クレジットカードの利用限度額の引き下げや利用残高の一括請求、強制解約などが行われるケースもあります。
遅延損害金の発生
遅延損害金とは、支払いが遅れた時点から入金の確認ができるまでの期間に発生する費用のことです。利用金額や利息に上乗せして支払います。
遅延損害金は以下の計算式によって決まります。なお、各カード会社によって遅延損害金利率は異なるため、Webなどで確認してください。
遅延損害金 = 支払額× 遅延損害金利率 ÷ 365日(※2) × 延滞日数
(※)うるう年の場合は366日
例えば、元金が10万円、遅延損害金利率が20.0%で5日間支払いを遅れた場合は、遅延損害金は273円となります。
延滞日数が増えるほど遅延損害金が増えてしまいます。カード会社へ入金額の相談をし、出来る限り早く支払うようにしましょう。
審査・信用情報機関への影響
一般的に、返済が61日以上または3ヶ月以上の延滞があるものは、異動情報として信用情報機関へ登録が行われます。
信用情報機関とは、クレジットカードやカードローンなどの契約内容や、支払いに関する情報を記録・管理し、提供するところです。日本では、以下の3つの信用情報機関があります。
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
- 株式会社日本信用情報機構(JICC)
- 全国銀行個人信用情報センター(KSC)
新規のクレジットカードや各種ローン、携帯電話の契約など審査を要するものは、上記いずれか、もしくは複数の信用情報機関へ照会が行われます。
異動情報が登録されていると、新規のクレジットカードの作成ができないなど、審査に影響を与える可能性があるため注意しましょう。
参考:株式会社シー・アイ・シー「CICが保有する信用情報」
参考:株式会社シー・アイ・シー「「信用情報開示報告書」表示項目の説明」
クレジットカードの残高不足を防ぐ方法
クレジットカードの支払日に、うっかり残高不足とならないようにするためには、以下のような対処方法が有効です。
- 給与振込口座と引き落とし口座の同一化
- 自動振込の設定
- メール通知・PUSH通知などの活用
クレジットカードの支払いをスムーズに行うためには、計画的な資金管理が大切です。少しの工夫で、残高不足になる可能性を減らすことができるので、できるものから始めてみましょう。
関連リンク:クレジットカードの引き落とし日はいつ?引き落としの仕組みややっておくべき対策を解説!
万が一、急な資金が必要になった場合は、アコムのキャッシングをご検討ください。インターネットやスマホから、24時間365日申し込めます(※1)。
(※1)借入には審査があります。
アコムへのお申し込みはこちら給与振込口座と引き落とし口座の同一化
給与振込口座を引き落とし口座と同一に設定することで、残高不足を回避しやすくなります。スケジュール管理や、入金忘れに不安を感じる方は、口座の同一化を検討しましょう。
ただし、給与振込口座と同一にしたとしても、不定期な支払いや大きな金額の引き落としが発生した場合は、残高不足となる可能性があります。定期的に口座残高のチェックを行いましょう。
自動振込の設定
自動振込とは、固定した日に所持している口座からもう一方の口座へ希望額を自動で振込できる機能です。入金忘れが防げるため、残高不足が起こりにくくなります。給与振込口座と引き落とし口座が別で、引き落とし口座へ入金するのを忘れてしまう方には適した方法といえるでしょう。
メール通知・PUSH通知などの活用
カード会社で利用できる、メール通知やPUSH通知などの機能を利用するのも良い方法です。請求金額が決定したり、引き落とし日が近づいたりすると通知が届きますので、入金忘れや準備しておくべき金額が事前に分かって便利です。
また、ご自身で利用代金や引き落とし日を確認する日を設ける工夫もおすすめです。カレンダーやスケジュール帳に記録したり、リマインダー機能を使ったりして、請求金額の確認日や入金日を作ってみてください。
自分にあった対策を検討し、うっかり残高不足にならないよう、さまざまな方法を試してみましょう。
アコムでは、ショッピング機能が使われた際に金額や使用日時をお知らせしてくれる「クレジット安心お知らせメール」や、期日の3日前や当日にお知らせをしてくれる「eメールサービス」があります。このようなサービスを利用して、うっかり払い忘れることを防ぐようにしましょう。
支払いが難しい場合の対処方法
請求金額が大きく支払いが難しい場合は、支払方法の変更を検討してみましょう。クレジットカードの支払方法には、一括払いの他に、以下のような方法があります。
- リボ払い
- 分割払い
- ボーナス一括払い
リボ払いは毎月の支払金額を一定の金額内で設定する方法、分割払いは利用した金額の支払いを複数回に分けて返済する方法です。
一定の支払金額にすることで管理がしやすくなり、ひと月あたりの支払総額を少なくできるメリットがあります。一方で、一般的にいずれの方法も手数料がかかるため、一括払いよりも支払総額が増えてしまうという点に注意が必要です。
また、クレジットカードによっては、ボーナス一括払いへの変更ができる場合もあります。カード利用後に支払方法の変更ができないかを確認し、残高不足を回避するという選択肢もあります。
参考:一般社団法人 日本クレジット協会「クレジットの支払方式の種類」
参考:一般社団法人 日本クレジット協会「リボ払いの特徴と利用上の注意」
関連リンク: リボ払いをした残高は一括返済がおすすめ!メリットや繰り上げ返済との違いも解説
関連リンク: リボ払い(リボルビング方式)とは?仕組み、手数料、返済額、計算方法について解説
まとめ
今回は、クレジットカードの引き落としができなかったときの対処法や残高不足を防ぐ方法、支払いが遅れると生じるリスク、支払いが難しい場合の対処法などについて解説しました。
クレジットカードの利用代額が引き落としできなかった場合は、まずカード会社に一報を入れましょう。支払いの遅れが続いてしまうとさまざまなリスクが生じます。うっかり払い忘れてしまうということがないように心がけましょう。
アコムでは、カードローンにショッピング機能を付帯した「ACマスターカード」があります。年会費無料で、最短即日カード発行が可能(※3)ですので、検討してみてはいかがでしょうか。
(※3)申込時間や審査により希望に添えない場合があります。
アコムへのお申し込みはこちら執筆者:森野 夏美
2級ファイナンシャル・プランニング技能士 /金融特化ライター 大手生命保険と保険代理店での営業経験あり。これまでの知識と経験を活かし、現在は金融特化ライターとして活動中。