リボ払い カード
2025.03.19

リボ払いの仕組みとは?分割払いとの違い、メリットや注意点を解説 wave

毎月の支払金額をあらかじめ一定に設定することで、一括で支払えない高額な商品やサービスを購入できるようになる支払方法が「リボ払い」です。

ただし、買い物代金の毎月の支払負担を分散できるメリットだけでなく、気をつけるべきデメリットもあります。この記事では、リボ払いの仕組みやメリット・デメリット、早く完済するためのコツを解説します。

  1. リボ払いとは
  2. リボ払いの仕組み
  3. リボ払いのメリット・デメリット
  4. リボ払いを利用した支払残高を早く完済するためのコツは?
  5. リボ払いで買い物するならアコムのACマスターカードがおすすめ
  6. まとめ

リボ払いとは

リボ払いアイコン

リボ払いとは、「リボルビング払い」の略称で、クレジットカードの利用金額や件数に関係なく、毎月の支払金額が一定になる仕組みです。

リボ払いを利用した買い物代金は支払残高に組み込まれ、「毎月3万円ずつ支払う」といったように利用者が毎月の支払金額の設定を行います(※1)。

(※1)リボ払いの設定金額は金融機関によって異なります。

高額な商品やサービスをリボ払いで支払うことで、支払負担を分散させ、毎月の支払金額を一定金額に抑えることができます。月々の支払いは支払残高がなくなるまで継続します。

このように、毎月の支払金額を自分で設定できるため、計画的な支払いが可能です。

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リボ払いと分割払いの違い

リボ払いと同じく、一括の支払いを複数回にわける方法として分割払いもあります。リボ払いと分割払いの違いを以下にまとめました。

  • リボ払い:毎月の支払金額が一定になる支払方法
  • 分割払い:買い物ごとに、支払回数を設定できる支払方法

リボ払いを選択した買い物やサービスの金額は、支払残高に組み込まれ、支払残高がなくなるまで毎月一定金額を支払います。

そのため、リボ払いは毎月の支払金額が一定となり、毎月の支払負担を抑えやすくなります。

一方、分割払いは、買い物ごとに支払回数を設定し、毎月均等に支払う方法です。例えば、毎月の支払金額は、「A商品は3回払い」「B商品は6回払い」といったように、商品やサービスなど買い物ごとで設定が可能です。

そのため、分割払いは毎月の支払金額に違いが生じるものの、支払回数を設定することで、完済までの期間の目途が立ちやすいメリットがあります。

関連リンク:リボ払い(リボルビング方式)とは?仕組み、手数料、返済額、計算方法について解説

リボ払いの仕組み

リボ払い明細

リボ払いを利用すると、買い物代金はすべて支払残高に組み込まれ、あらかじめ設定した毎月の支払金額を支払います。支払方式には、「定額方式」と「残高スライド方式」、「定率リボルビング方式」の3つの方式があります。どの支払方式になるかは、利用する金融機関によって異なるので、事前に確認しておきましょう。

定額方式

「定額方式」とは、支払金額を固定(一定額)にして、その固定額と手数料を毎月支払う方法です。 例えば、15万円のパソコンをリボ払いで購入し、毎月の支払金額を2万円と決めると、毎月の支払金額は支払いが終わる最終回を除き変わることはありません。一般的に支払いが終わる最終回は、2万円で割り切れなかった残金を支払います。

また、15万円のパソコン代金を支払い終わる前に、追加で20万円の洗濯機を買ったとしても、パソコンの2万円+洗濯機の2万円で合計4万円の支払いになることはなく、支払金額は2万円(+手数料)のままとなります。

このように、支払金額を一定にし、毎月の返済を無理なくできるのが定額方式のメリットです。

残高スライド方式

「残高スライド方式」とは、毎月の支払金額が支払残高によって段階的に変動(スライド)する支払方法です。

例えば、支払残高によって次のように支払金額が決まるリボ払いを考えてみましょう。


残高スライド方式の毎月の支払金額の例

支払残高毎月の支払金額
10万円以下1万円
10万円超、20万円以下2万円
20万円超3万円

上記の例で、15万円のパソコンを買うと、毎月の支払金額は2万円ですが、支払い続けた後に支払残高が10万円を下回ると、毎月の支払金額は1万円に減ります。

ただし、パソコン代金を支払い終わる前に、追加で20万円の洗濯機を買うと、支払残高が20万円を超えてしまうので、毎月の支払金額は3万円に増えます。

残高スライド方式では、支払残高が増えると毎月の支払金額も増えるため、残高をしっかりと把握しないと毎月の返済が変動するため管理が難しくなる可能性があります。また、支払残高が減ると支払金額は減りますが、その分支払期間も長くなり、支払う手数料の負担が増えることになります。

定率リボルビング方式

定率リボルビング方式とは、買い物代金の支払残高に対して、一定の割合を乗じた金額を毎月支払う方式です。

例えば、買い物代金の支払残高に対して、5%が支払金額になる定率リボルビング方式を考えてみましょう。15万円のパソコンを買うと、毎月の支払金額は15万円×5%=7,500円に決まります。その後、支払残高が5万円に減ると、支払金額も5万円×5%=2,500円に減ります。

しかし、支払残高が5万円の時点で20万円の洗濯機を買うと、支払残高は5万円+20万円=25万円になるため、毎月の支払金額は25万円×5%=12,500円に増えることになります。

関連リンク:キャッシングの返済方法とは?返済回数・手数料は?シミュレーションを交えて解説

リボ払いのメリット・デメリット

リボ払い メリットをイメージした画像

利用件数や金額に関係なく、毎月の支払金額が一定になるのがリボ払いの特徴です。分割払いとの違いについて、メリットとデメリットを以下にまとめました。

リボ払い分割払い
メリット
  • 支払金額が一定である
  • 月々の家計への負担が少ない
  • 支払回数が指定できる
  • 支払期間が明確である
デメリット
  • 支払残高が把握しづらい
  • 支払期間が長期化する可能性がある
  • 支払が長期化した場合、手数料の総額が大きくなる
複数の支払いが重なると月々の家計への負担が大きい

リボ払いのメリット

ここでは、リボ払いで買い物代金を支払うメリットを解説します。

急な支払いや高額な買い物に便利

リボ払いなら、予定していなかった高額な買い物やサービスの支払いが急に発生した場合でも、毎月の支払金額が一定になるため、毎月の支払負担を抑えることができます。支払いが長期に分散されるため、一括で支払うことが難しい高額な商品でも、リボ払いなら家計に無理なく購入が可能です。

家計を管理しやすい

商品の金額と分割回数によって毎月の支払金額が変動する分割払いと違い、リボ払いは、毎月の支払金額をあらかじめ利用者が指定した金額で一定にできるため、家計を管理しやすいメリットがあります。

リボ払いを設定する時点で毎月の支払金額を設定できるため、毎月の支払金額を把握できます。一方、分割払いは、買い物ごとに支払回数を設定することになり、分割回数や商品の金額次第では1回の支払いが高額になるなど月々の支払金額が把握しづらくなり、家計を圧迫する可能性があります。

リボ払いのデメリット

毎月の支払金額が一定になることで家計管理がしやすくなるリボ払いですが、メリットばかりではなくデメリットもあることを覚えておきましょう。

ここではリボ払いのデメリットを解説します。

手数料がかかる

リボ払いを利用するには、手数料の負担が発生し、その金利は金融機関ごとに異なります。

リボ払いは毎月の支払負担を抑えられる代わりに支払いが長期化した場合、金利に応じて手数料の総額も大きくなる点に注意が必要です。

支払残高を把握しづらい

リボ払いは支払残高を把握しづらい点があります。

リボ払いは、利用限度額の範囲なら何度でも利用できますが、毎月の支払金額が一定であるため、支払残高があといくらあるかが把握しづらいです。支払残高を知りたいときは、金融機関の公式Webサイトやアプリを確認する必要があります。

繰り返しリボ払いを利用してしまうと利用限度額に達してしまい、本当にリボ払いを選択したい高額な買い物で利用できない可能性もあります。

定期的に支払残高を確認し、使いすぎや利用枠の不足が発生しないように計画的に利用しましょう。

リボ払いは、毎月一定金額が引き落とされるため、毎月の支払金額における家計の管理はしやすくなります。一方、繰り返し高額な買い物代金でリボ払いを利用してしまうと、毎月の支払金額が一定であるため、支払残高が増えていることに気付きにくく、支払期間が長期化する可能性があります。

リボ払いを利用した支払残高を早く完済するためのコツは?

返済シュミレーション

リボ払いを利用した支払残高を早く返済するには、月々の支払金額を増やすことと、手数料をできるだけ少なくすることが考えられます。ここでは、リボ払いを利用した支払残高を早く返済するためのコツを紹介します。

返済日をきちんと守る

返済日に口座の残高が不足していると、その翌日から「遅延損害金」というペナルティが発生します。この遅延損害金の利率は金融機関によって異なりますが、通常の金利より高く設定されているところも多く、また、支払いが遅れる分だけ「通常の手数料+遅延損害金」を支払わなければならないため、大前提になりますが、返済日は確実に守ることが大切です。

アコムなら、公式アプリ「myac」で支払期日をいつでも確認することができます。そのため、支払期日や支払金額など、返済の管理がしやすいです。

毎月の支払金額を増やす

リボ払いは、長期化すればするほど支払う手数料も増えてしまいます。そのため、無理のない範囲で毎月の支払金額を増やすことが大切です。

一部を繰り上げ返済する

臨時収入があったときに、支払残高の一部を繰り上げ返済するのも有効です。繰り上げ返済を行うことで、リボ払いの期間を短くし、手数料を減らすことができます。

一括返済をする

繰り上げ返済と似ていますが、一括返済は支払残高を一括で返済することです。ただし、生活に必要なお金を無理に支払いに回すのは危険です。支払残高がまだ多いときは、無理のない範囲で一部返済にとどめるなど検討したほうがよいでしょう。

なお、「毎月の支払金額を増やす」、「一部繰り上げ返済」、「一括返済」の利用方法は、金融機関によって異なります。多くの場合、コールセンターやウェブサイトからの手続きとなりますが、事前に確認しておくとよいでしょう。

関連リンク:任意返済とは?約定返済額や最少返済額との違いや、元金のみ返済することはできるのか解説

リボ払いで買い物するならアコムのACマスターカードがおすすめ

電卓とペン

リボ払いを利用できるクレジットカードのなかでも、おすすめなのがアコムの「ACマスターカード」です。年会費が無料で、日本や世界のMastercard🄬加盟店で利用できます。

クレジットカードのプラスチックカードは、受け取るまでに契約後数日かかるケースが多いですが、ACマスターカードなら自動契約機(むじんくん)を利用してその場で受け取れます。(※2)(※3)

(※2)一部、発行できないコーナーもあります。
(※3)申込時間や審査により希望に添えない場合があります。

アコムへのお申し込みはこちら

そのため、高額な買い物の支払いがすぐに必要な場合でも、ACマスターカードなら即日完了させることも可能です(※3)。

(※3)申込時間や審査により希望に添えない場合があります。

また、Apple Pay・Google Pay™ にも対応しており、手持ちのスマートフォンにACマスターカードを登録すれば、コンビニやスーパーなどでもカードレスで買い物できます。

さらに、カードローン同様、キャッシング機能も使えるので、クレジットカードから借入することも可能です。

このように、アコムのACマスターカードには、「年会費無料、最短即日発行(※2)(※3)」、「カードローンとショッピング機能が1つになっている」、「プラスチックカードだけでなくバーチャルカード(カードレス)を選択できる」などのメリットがあります。

(※2)一部、発行できないコーナーもあります。
(※3)申込時間や審査により希望に添えない場合があります。

まとめ

クレジットカードを見る女性

リボ払いは、クレジットカードの利用金額や件数に関わらず支払いを毎月一定にできる便利な支払い方法です。しかし、繰り返し利用すると、支払残高が把握しづらく、支払残高が高額になると手数料が膨らみ支払期間が長期化する可能性があります。 支払残高を早く減らすためには、繰り上げ返済や一括返済を利用するなど無理のない範囲で対策を取ることも選択肢の一つとなります。

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監修者:高柳 政道

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®、DCプランナー2級 金融コラムニストとして資産運用・生命保険・相続・ローン商品・クレジットカードなど多岐にわたる執筆業務と監修業務に携わり、関わった記事案件は500を超える。 企業に属さないFPとしても活動し、客観的な立場から投資・保険商品の選び方を中心に情報発信を行う。

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