リボ払い、一括払い
2024.12.09

リボ払いをした残高は一括返済がおすすめ!メリットや繰り上げ返済との違いも解説 wave

リボ払いとは、月々の返済額を一定にする支払方法です。例えば、その月に高額の買い物をした場合でも、以後の返済金額を一定にできるため、毎月の支払負担を減らせます。

リボ払いをした残高は一括返済できる場合があります。返済の余裕がでたら、残高を減らすことができる一括返済を検討してみてはいかがでしょうか。今回は、リボ払いをした残高を一括返済するメリットや注意点、具体的な方法について解説します。

  1. リボ払いをした残高は一括返済がおすすめの理由
  2. 繰り上げ返済とは?
  3. リボ払いを一括返済する方法と注意点
  4. まとめ 一括返済を上手に活用しましょう

リボ払いをした残高は一括返済がおすすめの理由

「一括返済」とは、クレジットカードを利用した際のリボ払い残高や借り入れたカードローンの残高を、全額まとめて支払うことです。 よく似た言葉に「一括払い」というものがありますが、こちらはクレジットカードにおいて、締め日までの金額を翌月まとめて支払うことを指し、1回払いのことを指す支払い手段の一種です。

ここでは、リボ払いをした残高を一括返済するメリットと注意点、具体的な方法について解説します。

関連リンク:リボ払い(リボルビング方式)とは?仕組み、手数料、返済額、計算方法について解説

1.手数料の支払い負担を軽くできる

手数料の支払い負担を軽くできるのも、一括返済のメリットの一つです。以下は、クレジットカード利用時のリボ払いの手数料と、一般的なカードローンの金利を比較した表です(※1)。

クレジットカード利用時の
リボ払い手数料
消費者金融のカードローンの利率
12.0%~18.0%1.7%~18.0%

(※1)上記表は一例です。金融機関による審査などにより金利は異なります。

リボ払い手数料は一般的には12.0%~18.0%で設定されます。 利用残高全体に対して手数料がかかるため、一括返済することで残高が減り手数料の支払い負担も軽減されます。

2.クレジットカードの利用可能額が広がる

リボ払いをした残高を一括返済することで、利用可能額が広がるというメリットもあります。

クレジットカードの利用可能枠には、通常のショッピング枠とは別に、リボ払い等の1回払い以外を利用できる「割賦枠(かっぷわく)」が設定されており、枠内であれば繰り返し利用できます。リボ払いの残高を返済することによって、その分利用可能額が広がります。そのため、一括返済によって残高を一度に支払うことで、利用可能額に余裕ができるようになります。

繰り上げ返済とは?

クレジットカードと通帳

「繰り上げ返済」とは、残高の一部をまとめて返済する方法です。

繰り上げ返済では、毎月の支払い額とは別にまとまった金額を返済することができ、返済する金額も自分で設定できるため、収入の状況にあわせて支払額の変更が可能です。
臨時収入等でゆとりができたときには、繰り上げ返済を検討してみましょう。

また、高額な買い物をする際など十分な利用可能額が必要な場合、繰り上げ返済を利用すれば、利用可能額を増やすことができます。ただし、繰り上げ返済は追加で返済するものであり、残高がすべてなくなるわけではありません。そのため一括返済とは異なり、翌月も返済は続きます

リボ払いを一括返済する方法と注意点

リボ払いで毎月支払う金額の支払い方法には、登録している金融機関から指定日に自動引き落としで支払う方法などがあります。一方で、一括返済はどういった方法で行えるのでしょうか。

カード会社によってそれぞれ方法に違いがありますが、ここでは主な方法とその注意点について解説していきます。


関連リンク:リボ払いの返済のコツはある?返済が終わらない原因・理由などを徹底解説!

口座引き落とし

一括返済は口座引き落としでも行える場合があります。 登録している引き落とし口座に残高を入金しておけば、次回の返済日に自動で引き落とされて一括返済は完了します。手数料も必要ありません。
毎月の返済サイクルに合わせた方法であり、収入のタイミングと合わせることで資金繰りもしやすい方法です。   

口座引き落とし時の注意点

口座引き落としで一括返済をする場合、カード会社に事前連絡をしたり、会員専用ページから申し込みをしたりすることが必要になります。またその申し込みには、引き落とし日に合わせた期限がありますので注意が必要です。

一括返済時には大きな金額が動くことが予想されます。返済日が近づいてきたら、引き落としされる口座に必要な金額が入金されているか確認しておきましょう。

口座振込

一括返済は、銀行口座振込でも行える場合があります。カード会社の指示した口座にリボ払いの残高分を振り込めば、一括返済は完了します。毎月指定日の支払いとは異なり、自分で返済日等を指定できるため、口座引き落としよりも柔軟に支払いができる方法です。

口座振込時の注意点

口座振込で一括返済をする場合、カード会社に事前連絡をしたり、会員専用ページから申し込みをしたりすることが必要になります。
申し込みを行うと、カード会社の口座情報と支払い期限が指定されますので、間違えないようにしましょう。

また、振り込みに対する金融機関のセキュリティ態勢から振込金額に上限が設けられている点や、時間帯によって振込手数料が多くかかってしまう点にも注意が必要です。

ATM支払い

一括返済はATMからもおこなえます。自分のタイミングで一括返済ができるだけでなく、近くに提携ATMがある場合には特に便利な方法だといえるでしょう。

ATM支払い時の注意点

ATMでの一括返済は、事前に連絡が必要なケースが多いです。
また、カード会社によっては受け付けていない場合があるので注意が必要です。利用可能金額に上限が設定されていることもあるので、確認しておきましょう。

 提携ATMを利用する場合、カード会社のホームページから場所が確認できます。

インターネット返済

カード会社によっては、Pay-easy(ペイジー)を使ったインターネット返済に対応している場合もあります。

相手の口座を入力する手間も省け、インターネットバンキングを使ってスムーズに支払える点も魅力的です。

インターネット返済における注意点

インターネット返済を利用する場合、Pay-easy(ペイジー)対応している金融機関に、インターネットバンキング口座を開設している必要があります。 また、開設時に指定した上限額以上の支払いができないため、金額によっては一括返済ができない可能性もあります。

インターネット返済を希望する場合は、事前にカード会社に連絡し一括返済ができるか確認しましょう。

まとめ 一括返済を上手に活用しましょう

クレジットカードと電卓

リボ払いで残高が多くなってくると、手数料の負担もかさみます。 リボ払いの支払いを長い期間続けることは、金銭的にも精神的にも負担になることもありますので、思い切って一括返済を検討してみてはいかがでしょうか。


執筆者:山崎貴史
ファイナンシャルプランナー(CFP)、中小企業診断士、証券アナリスト。個人向けに幅広いファイナンシャルプランニングや、法人向けには中小企業に対して売上向上につながる企業支援を積極的に行っている。  

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