カードローンの信用情報をイメージした画像
2023.10.02

カードローンを利用すると信用情報に傷がつく?影響や登録期間についても解説 wave

この記事では、信用情報の概要や信用情報を管理する機関、カードローンの利用が信用情報へ与える影響について解説します。信用情報が登録される期間についても触れていくため、信用情報について知りたい方はぜひ参考にしてください。

  1. 信用情報とは
  2. カードローンの利用が信用情報に与える影響 
  3. 信用情報の登録期間について
  4. まとめ

信用情報とは

信用情報(しんようじょうほう)とは、個人の居住住所地、勤務先等の属性情報及び、ローン等のお支払い情報のことで、カードローンやクレジットカードに申し込んだ場合、審査では返済能力・支払能力を確認するために信用情報の照会が行われます。

信用情報に登録される情報としては、氏名や生年月日などの本人を特定するための情報、カードローンやクレジットカードの契約内容、支払状況といった取引事実に関する情報があります。

信用情報の内容(例)

  • 氏名、生年月日などの本人を特定するための情報
  • カードローンやクレジットカードなどの申込情報、契約内容
  • 支払状況、残高

カードローンやクレジットを提供する会社は、利用者の返済能力を調査する材料のひとつとして信用情報を確認しています。

3つの信用情報機関について

日本では、JICC(日本信用情報機構)、CIC(シー・アイ・シー)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)の3つの信用情報機関が信用情報を管理しています。

それぞれの信用情報機関に加盟する会員会社は、信用情報機関に顧客の信用情報を登録します。信用情報機関によって管理・提供される信用情報は、顧客と会員会社の健全な信用取引に役立てられています。

信用情報機関によって加盟する会員会社は異なり、例えばJICCでは消費者金融や信販会社、保証会社、リース会社が主な会員会社になります。

CICは、主にクレジットカード会社や携帯電話会社などの割賦払いに関した会社が多いのが特徴です。

KSCでは、銀行や政府関係金融機関、信用保証協会、銀行や政府関係金融機関から推薦を受けたクレジットカード会社や保証会社などの信用情報を管理しています。

カードローンの審査時に確認される信用情報機関は主にCICやJICCですが、KSCとも相互交流ネットワークを通じて特定の信用情報を利用できる関係にあります。

カードローンの利用が信用情報に与える影響 

カードローンの利用は、信用情報にどういった影響を与えるのでしょうか。

カードローンを利用すると、契約内容や利用残高といった取引情報が信用情報に記録されます。

新規でカードローンやクレジットカードへお申し込みをしたときに、信用情報に延滞情報などがある場合、審査に影響が及ぶ可能性があります。

カードローンを利用する際は、ご返済が遅れないようにしましょう。

信用情報の登録期間について

信用情報の登録期間をイメージした画像

信用情報は、登録された情報の種類によって、登録期間が決められています。例として、JICCの信用情報の登録期間をご紹介します。

JICCの信用情報の登録期間

情報内容登録期間(契約日2019/9/30以前)登録期間(契約日2019/10/1以降)
本人を特定する情報氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先、勤務先電話番号、運転免許証などの記号番号等契約内容に関する情報等が登録されている期間
契約内容に関する情報登録会員名、契約の種類、契約日、貸付日、契約金額、貸付金額、保証額等契約継続中及び完済日から5年を超えない期間契約継続中及び契約終了後5年以内(※1)
取引事実の情報債権回収、債務整理、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡等当該事実の発生日から5年を超えない期間(※2)契約継続中及び契約終了後5年以内(※3)
申込みの情報本人を特定する情報、申込日及び申込商品種別等照会日から6ヵ月以内

(※1)残高「0円」となる入金後、延滞解消や取引事実に関する情報がなく解約せず残高0円のまま5年が経過した場合や、契約後一度も残高が発生せず5年を経過した場合は、契約終了後5年を経過したとみなす
(※2)債権譲渡の事実に係る情報については、当該事実の発生日から1年を超えない期間になります
(※3)債権譲渡の事実に係る情報については、当該事実の発生日から1年以内になります

各信用情報機関では、信用情報開示制度を利用して自分の信用情報を確認できます。これを、信用情報の開示請求といいます。

信用情報の登録内容に不安を感じる場合は、審査の前に信用情報の開示請求をして、確認しておくことをおすすめします。

まとめ

カードローンの審査時に、利用者の返済能力を調査するための材料のひとつとして、信用情報が照会されています。

信用情報には、カードローンやクレジットカードの契約や取引に関する情報が記録されています。ご返済の延滞といった記録があると、審査に影響が出る可能性があるので注意が必要です。

信用情報や審査に影響を与えないためにも、返済計画を立てカードローンを利用していくことが大切です。しっかりとした返済計画を立てながら、日々の生活にカードローンをお役立てください。

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