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2025.04.11

消費者金融の限度額はいくら?限度額の決まり方や増額方法も解説 wave

消費者金融のカードローンは、原則、限度額の範囲内で繰り返し借入することができます。

この記事では、限度額に影響を与える「総量規制」や、限度額を増やす「増額」について解説します。

「自分がいくら借りられるのか知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

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  1. 消費者金融の限度額とは
  2. 消費者金融から借入できる限度額はいくら?
  3. 消費者金融の限度額の決まり方
  4. 限度額の増額方法
  5. まとめ

消費者金融の限度額とは

消費者金融のカードローンの「限度額」とは、「最大でいくらまで借入できるか」という上限金額のことです。「契約極度額」や「利用限度額」と呼ばれることもあります。

消費者金融のカードローンの貸付条件では、各社それぞれ貸付可能な限度額を設定していますが、それとは別に利用者ごとに、返済能力などの審査によって個別に限度額が設定されます。

原則、限度額の範囲内であれば繰り返し借入することができますが、決められた限度額以上の金額を借入することはできません。

消費者金融から借入できる限度額はいくら?

カードローンの限度額をイメージした画像

多くの消費者金融では、貸付できる限度額の上限を300万円~800万円に設定しています。ただし、限度額の上限は消費者金融が利用者に貸付できる上限額であり、利用者が借入できる上限額ではありません。

消費者金融のカードローンに申し込むと審査が行われ、利用者ごとに限度額は決定されます。

また、消費者金融などの貸金業者は、貸金業法で定められた「総量規制」と呼ばれる規制で、利用者に年収3分の1までしか貸付することができません。

このことから、実際に利用者が借入できる限度額は総量規制を上限に、消費者金融が行う審査の結果に応じて個別に決定されます。


関連リンク:カードローンとは?仕組みや特徴(メリット)、申込方法、使い方について解説!

アコムのカードローンの限度額

ここでは、例としてアコムのカードローンの限度額(契約極度額)について紹介します。

アコムのカードローンの商品概要

契約極度額1万円~800万円
貸付利率(実質年率)3.0%~18.0%
返済方式定率リボルビング方式
返済期間・返済回数最終借入日から最長9年7ヵ月・1回~100回
担保・連帯保証人不要
遅延損害金(年率)
※賠償額の元本に対する割合
20.0%

アコムのカードローンの限度額(契約極度額)は「1万円~800万円」ですが、具体的な限度額は利用者一人ひとり審査によって決まります。

申し込みから借入までインターネットで手続きすることが可能で、最短即日融資(※1)にも対応しているため、お急ぎの方はアコムのカードローンをご検討ください。

(※1)申込時間や審査により希望に添えない場合があります。

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消費者金融の限度額の決まり方

審査のブロック

消費者金融のカードローンに申し込むと、必ず審査が行われます。審査基準は公表されていないため一概にはいえませんが、主にみられる審査基準は以下のとおりです。

  • 総量規制
  • 属性情報
  • 信用情報

会社によって審査基準が異なるため、同じ申込内容であっても借入の可否、限度額など審査結果も異なる可能性があります。A社では120万円の限度額が設定されたのに、B社では100万円しか設定されないといったケースもあります。

ここでは、消費者金融の限度額の決まり方について審査でチェックされる項目を、上記にあげた審査基準に沿って紹介します。

総量規制

消費者金融などの貸金業者の貸付は、貸金業法の総量規制によって「年収の3分の1以下」になるように定められています。

つまり、「100万円」借入したい場合、少なくとも300万円以上の年収が必要になります。

なお、総量規制の上限である「年収3分の1」の借入とは、申し込んだ1社からだけではなく、全ての貸金業者からの借入総額が対象です。

また、実際の限度額は、審査によって決定するため、必ず年収の3分の1の限度額で借入できるとは限りません。あくまで、「借入できる限度額は、最大でも年収の3分の1まで」と考えておきましょう。

属性情報

属性情報とは、利用者が申し込みの際に申告した以下のような内容です。限度額は、総量規制にあたる「年収の3分の1」を上限に、この属性情報によって審査されることでも変動します。

  • 利用者情報(氏名、生年月日など基本的な情報)
  • 年収
  • 勤務先情報(職場情報、雇用形態、勤続年数) など

年収が高いほど限度額が高く設定されるわけではありません。貸金業者は、利用者情報や年収、勤務先情報などによって、利用者が十分な返済能力があるかを判断しています。

信用情報

信用情報とは、ローンやクレジットなどの取引に関する客観的な事実を表す情報で、本人を識別するための情報のほか、契約内容、返済、支払状況、利用残高などが該当します。

カードローンの申し込みがあると、貸金業者は信用情報機関を通して申込者の信用情報を照会します。

限度額の決定には、この信用情報も重要な要素です。カードローンの限度額は「年収3分の1以下」が原則ですが、貸金業者は、申込者の他社での借入金額だけでなく、過去に返済が遅れたことがないか、あるいは現在返済が遅れていないかなど取引状況についても審査のため確認します。


関連リンク:カードローンを利用すると信用情報に傷がつく?影響や登録期間についても解説

限度額の増額方法

カードローン 審査をイメージした画像

カードローンで限度額以上に借入したい場合、契約後の申請によって限度額を増額できる可能性があります。増額の方法は会社ごとに異なりますが、一般的に電話やスマホアプリから手続きできることが多いです。

ただし、限度額を増額したい場合、増額の審査を受ける必要があります。

例えばアコムで増額したい場合、店舗や電話だけではなく、インターネットで増額審査の申し込み手続きが可能です。

限度額を増額するメリット

限度額を増額する主なメリットは以下のとおりです。

  • 急な支出にも対応できる
  • 金利が下がる可能性がある

限度額を増額することで、ケガや病気、自宅の修繕費など、急に予想外の支出があった場合にも対応できます。限度額はあくまで借入できる上限金額であるため、限度額を増額するだけでは返済の負担は変わりません。このようなときのために備えておくとよいでしょう。

また、限度額を増額することで、金利が下がる可能性もあります。これは、消費者金融の上限金利が、貸金業法によって決まっているためです。具体的には以下のとおりです。

借入金額(元金)上限金利(実質年率)
10万円未満年20.0%
10万円以上100万円未満年18.0%
100万円以上年15.0%

増額によって限度額が100万円以上になった場合、適用される金利は年15.0%以下に下がります。


関連リンク:極度額(契約極度額)とは?契約後に引き上げることはできる?

限度額を増額する場合の注意点

限度額を増額するためには、審査に通る必要があります。審査では希望する限度額が年収の3分の1以下であるか、増額しても利用者が遅れなく返済できるかなどの審査基準があります。そのため、必ず希望通りの増額ができるとは限りません。

また、増額する金額が以下のいずれかに該当する場合、収入証明書の提出が必要になることも知っておきましょう。

  • 一つの貸金業者の利用限度額が50万円を超える場合
  • 一つの貸金業者の利用限度額と他の貸金業者からの借入の合計額が100万円を超える場合

どのような書類が収入証明書として提出できるかは利用しているカードローンによって異なります。

例えばアコムでは、以下のいずれかの書類を収入証明書として提出できます。

  • 源泉徴収票
  • 給与明細書(直近2ヵ月分)
  • 納税通知書
  • 所得証明書
  • 確定申告書・青色申告書・収支内訳書

まとめ

まとめ

消費者金融のカードローンの限度額は、利用者一人ひとり審査によって決まります。

「自分の限度額がいくらになるのか試算したい」という方は、総量規制を参考に、あくまで借入できる限度額は、最大でも年収の3分の1までと考えておきましょう。

限度額の審査は「返済能力のある人か」といった観点で行われます。

また、限度額の増額を希望する場合も、審査に通る必要があります。急な支出の備えとして利用できるだけでなく、増額した後の限度額によっては、金利が下がる可能性もあります。年収が増えた際は、増額を検討してみるのも良いでしょう。

アコムは審査時間が最短20分で即日融資(※2)も可能であるため、お急ぎの方はアコムのカードローンをご検討ください。

(※2)申込時間や審査により希望に添えない場合があります。

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監修者:高柳 政道

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®、DCプランナー2級 金融コラムニストとして資産運用・生命保険・相続・ローン商品・クレジットカードなど多岐にわたる執筆業務と監修業務に携わり、関わった記事案件は500を超える。 企業に属さないFPとしても活動し、客観的な立場から投資・保険商品の選び方を中心に情報発信を行う。

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