おまとめローンの審査でチェックされるポイントを紹介!審査対策についても解説
2025.03.04

おまとめローンの審査は厳しい?審査のポイントや注意点をわかりやすく解説 wave

おまとめローンは、複数の金融機関からの借入を1つにまとめ、返済金額や金利負担を少なく抑えられる可能性がある金融商品です。

この記事では、おまとめローンの審査でチェックされる内容や、気をつけておきたいポイントについて解説します。

おまとめローンを検討中の方は、申し込みの前にこの記事を参考にローンを比較してみてください。

  1. おまとめローンとは? 
  2. おまとめローンには審査がある
  3. おまとめローンの審査のポイント
  4. おまとめローンの注意点
  5. おまとめローンを選ぶ際のポイント
  6. まとめ

おまとめローンとは? 

おまとめローンとは、複数の金融機関から借入しているローンをまとめて返済を一本化できる返済専用のローン商品のことです。銀行や消費者金融、クレジットカード会社などさまざまな金融機関で取り扱っています。

おまとめローンを利用することで、金利負担を抑えられる可能性があります。

例えばA社で20万円、B社で50万円、C社で30万円を借入していて、それぞれの金利が年18.0%であった場合、おまとめローンで借入先をひとつにまとめることで、借入金額の合計が100万円になり、金利が年15.0%以下に引き下げられます。また、返済先もおまとめローンを利用した金融機関に一本化できます。

これは、利息制限法上の上限金利が借入金額によって異なるためで、貸金業者が設定するローンの上限金利は以下のとおり定められています。

借入金額上限金利
10万円未満年20.0%
10万円以上100万円未満年18.0%
100万円以上年15.0%

出典:日本貸金業協会「5 お借入れの上限金利は、年15%~20%です」

おまとめローンを利用することで借入残高が100万円以上となれば、金利が下がり、返済期間にもよりますが、金利負担を抑えられる可能性があります。

また、返済先が1ヵ所になるため、返済の手間も減り、返済の管理がしやすくなります。

一方、おまとめローンは返済専用であり、カードローンのように追加の借入ができない点に注意が必要です。

関連リンク:借入一本化(おまとめローン)とは?借入れをまとめるメリットや申込方法を解説

おまとめローンには審査がある

おまとめローンの審査をイメージした画像

前述のとおり、複数の金融機関から借入がある方は、おまとめローンを利用することで借入を1社にまとめることができます。

また、借入先が1社になることで、管理がしやすくなるだけではなく、金利負担を抑えられる場合もあります。

ただし、おまとめローンを利用する際には必ず審査があります。

おまとめローンの審査基準は?

通常、お金を借りる際は、「お金を貸しても大丈夫な人か」「返済能力のある人か」といった基準で審査が行われます。

おまとめローンの場合も、審査のポイントは同様です。

ローンに申し込む際、申込者が申告した内容を元に、審査が行われます。ここでは、一般的におまとめローンの審査でチェックされる項目について紹介します。

申込者の基本情報

申込者の氏名や生年月日、メールアドレスや電話番号といった基本的な情報です。誤りのないように申告しましょう。

収入

「年収が多ければ必ず利用できる」という訳ではありませんが、毎月の給料だけではなく、ボーナス等もしっかり申告しましょう。

勤務先情報

職場の情報や勤続年数は、安定して収入を得ているかどうか判断するポイントになります。

他社の借入状況

お金を借りる際には他社でいくら借りているのかを正確に申告することが大切です。

「他社での借入が少なければ、おまとめローンの審査に通りやすい」という訳ではありません。

金額を実際より少なく申告することや、借入があるのに「なし」と申告をすることは、虚偽の申告で審査に通らない可能性があります。

申し込みの際は、正しい借入状況を申告するようにしましょう。

関連リンク:他社借入があっても借りることは可能?総量規制や審査時の注意点も解説

アコムの借換え専用ローンの場合

ローン会社によって、おまとめローンも様々です。ここでは例として、アコムのおまとめローンである「借換え専用ローン 」を紹介します。

アコムの借換え専用ローンは、「20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、アコムの審査基準を満たす方」であれば、申し込みが可能です。

アコムの借換え専用ローンの商品概要

契約極度額1万円~300万円
貸付利率(実質年率)7.7%~18.0%
資金使途貸金業者債務の借換え
返済方式元利均等返済方式
返済期間・返済回数借入日から最長12年3ヵ月・1~146回
担保・連帯保証人不要
遅延損害金(年率)
※賠償額の元本に対する割合
20.0%

 ※審査の結果契約できない場合もあります。
 ※本商品は、返済のみとなります。追加の借入はできません。
 ※貸付金額は申し込み時の借換え対象となるローン残高(元金のみ)の範囲内に限ります。
 ※借換えの対象となる債務は、消費者金融からの借入、クレジットカードでのキャッシングに限ります。(銀行のカードローン、クレジットカードのショッピング利用は対象外)
 ※返済期間などの返済計画によって総返済金額が増加する可能性があります。

複数の金融機関から借入がある方は、アコムの借換え専用ローンで毎月の返済金額・金利を少なくできる場合があるため、ぜひご検討ください。

借換え専用ローンへのお申し込みはこちら

おまとめローンの審査のポイント

キャッシング利用のポイントをイメージした画像

「こうすれば絶対に審査に通る」という方法はありませんが、審査で気をつけておくべきポイントを紹介しますので、審査が心配な方は参考にしてください。

審査に必要な書類を準備しておく

おまとめローンの審査では、本人確認書類の提出が必要です。

必要書類はローン会社によって違いますが、例えばアコムの場合、本人確認書類として下記を利用できます。

  • 運転免許証(表・裏)
  • マイナンバーカード(表面のみ)

必要書類について、事前に提出方法なども確認しておきましょう。

収入証明書類の提出が必要な場合もある

本人確認書類の他には、収入証明書類の提出を求められることがあります。

例えば、アコムで借換専用ローンに申し込むとき、以下のケースで収入証明書類が必要です。

収入証明書類が必要な場合

  • アコムでの利用限度額が50万円を超える場合
  • アコムの利用限度額と他の貸金業者からの借入金額の合計が100万円を超える場合

また、収入証明書類には、以下の5種類があります。5種類のうち1点、最新のものの提出が必要です。

収入証明書類

  • 源泉徴収票
  • 給与明細書
  • 納税通知書
  • 所得証明書
  • 確定申告書・青色申告書・収支内訳書

給与明細書に関しては直近2ヵ月分、賞与がある方は直近1年分の賞与明細書もあわせて提出が必要になる場合があります。

申し込み前に、収入証明書のご提出について詳しく確認しておくと安心です。

同時に複数社に申し込みをしない

おまとめローンに申し込む際、同時あるいは短期間のあいだに複数社に申し込むことはしないようにしましょう。

おまとめローンの審査では他社の申込状況や借入状況を確認されるため、短期間に複数のローンに申し込んだ履歴が信用情報機関に残っていると審査に影響が及ぶ可能性があります。

申込時に正しい情報を申告する

おまとめローンに申し込む際は、個人情報や勤務先の情報を申告することになりますが、間違いがない正しい情報を申告しましょう。

カードローンの審査と同様に、おまとめローンの審査では返済能力調査のため、他社借入状況などを信用情報機関に照会するため、他社借入件数や借入金額を実際よりも少なく申告したとしても、虚偽であることはすぐに知られてしまいます。申込情報で虚偽の情報を申告すると審査時に信用を失い、審査に影響する可能性が高いです。

また、故意ではないとしても申告内容に間違いがあると虚偽の申告と判断される可能性があるため、情報は正確に申告しましょう。

おまとめローンの注意点

おまとめローンで注意するべきポイント

おまとめローンには、「まとめられない借入がある」、「返済期間が長くなると利息が増える」といった2つの注意点があります。

まとめられない借入がある

便利なおまとめローンですが、まとめることができない借入もあります。

例えば、アコムの借換え専用ローンの場合、対象となる借入は消費者金融からの借入・クレジットカードでのキャッシングのみとなります。

銀行での借入やクレジットカードのショッピング利用は対象外のため、まとめることはできません。

金融機関ごとにおまとめローンの対象となる借入が違うため、事前にローン概要を確認しておきましょう。

返済期間が長くなると利息が増える

おまとめローンで金利が下がったとしても、返済期間が長くなってしまうとトータルでは利息負担が大きくなる可能性もあります。

一般的に、利息は「借入金額×金利÷365日(※1)×利用日数」で計算されます。

(※1)うるう年は、365日が366日になります。

つまり、返済期間(利用日数)が長くなると、利息も増えることになります。

おまとめローンを利用する際は、返済期間を確認し、早期完済を目指しましょう。

おまとめローンを選ぶ際のポイント

おまとめローンをイメージした画像

銀行や消費者金融、クレジットカード会社など、さまざまな金融機関がおまとめローンを提供しており、それぞれ特徴が異なります。

ここでは、自身に合うおまとめローンを選ぶポイントを紹介します。

返済総額が減るか

おまとめローンは、複数の金融機関からの借入を一本化することで、今までよりも金利が下がり、毎月の返済金額を少なく抑えられる場合があります。ただし、最終的な返済総額まで少なくなるか事前に確認しておくことが大切です。

利用日数が同じで金利が抑えられれば、返済総額はこれまでよりも少なくなります。一方、金利が下がっても完済までの期間が延びると、かえって返済総額が高くなる可能性があります。

おまとめローンでは申込時に毎月の返済金額や返済総額をシミュレーションできるため、金利・毎月の返済金額・返済総額の3つが以前より少なくなることを確認しましょう。

おまとめしたい借入が対象か

おまとめローンは全ての借入が対象ではなく、提供する金融機関によって「おまとめの対象になる借入の種類」が異なります。

例えば、あるおまとめローンは「銀行カードローンとクレジットカードのショッピング利用はおまとめの対象外」なのに対し、別のおまとめローンは「消費者金融、銀行カードローン、クレジットカードのキャッシング、ショッピング利用全て対象」というケースもあります。

よく調べず申込先を決めてしまうと借入を全て一本化できず、金利や毎月の返済金額の軽減効果が限定的になるため注意が必要です。

返済しやすい方法はあるか

おまとめローンを選ぶ際は金利や毎月の返済金額だけでなく、選択できる返済方法にも注目しましょう。返済方法が複数あるおまとめローンなら、自身に合う返済方法を選択できて便利です。

例えば、「繰上返済(任意返済)」ができるおまとめローンなら、資金に余裕ができたタイミングで一気に完済することも可能です。ただし、繰り上げ返済の手数料が設定されている場合は繰り上げ返済によって減る利息よりも手数料負担が多くなる可能性もあります。

関連リンク:任意返済とは?約定返済額や最少返済額との違いや、元金のみ返済することはできるのか解説

まとめ

おまとめローンは、複数の金融機関からの借入を1つにまとめることのできる金融商品です。

おまとめローンの審査では、「お金を貸しても大丈夫な人か」「返済能力のある人か」といった観点で審査が行われます。

審査をスムーズに進めるためにも、本人確認書類など必要な書類を事前に準備しておきましょう。

アコムのおまとめローンである「借換え専用ローン」は、「20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、アコムの審査基準を満たす方」であれば、申し込みが可能です。

複数の金融機関から借入がある方は、ぜひアコムの借換え専用ローンをご検討ください。

借換え専用ローンへのお申し込みはこちら

監修者:高柳 政道

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®、DCプランナー2級 金融コラムニストとして資産運用・生命保険・相続・ローン商品・クレジットカードなど多岐にわたる執筆業務と監修業務に携わり、関わった記事案件は500を超える。 企業に属さないFPとしても活動し、客観的な立場から投資・保険商品の選び方を中心に情報発信を行う。

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