貸付とは？用語の意味やローンの種類を詳しく解説|お金の学び場「LOAN myac」

急な支出が生じたとき、住宅や自動車など高額なものを購入するとき、事業資金を調達したいとき、必要なタイミングに必要な資金を借りるためにも、貸付とは何か理解しておきましょう。

この記事では、貸付の意味やローンの種類についてご紹介します。

また、個人向けの貸付として利用されることが多い「無担保融資」のひとつであるカードローンについても解説します。

貸付とは

貸付とは、お金や物、土地や権利などを貸すことを指します。お金に関する身近な貸付の例として、消費者金融や銀行のカードローンがあります。

カードローンとは、担保不要でお金を借りることができ、利用限度額の範囲内であればATMなどを利用して繰り返し借入・返済ができる金融商品です。

また、お金を借りる際には、「借入」と「貸付」という2種類の言葉が出てくることが多いです。

例えば、カードローンを利用する側から見ると、お金を「借りる」行為であるため、「借入」となります。

逆に、消費者金融や銀行は、カードローン利用者にお金を「貸す」ため、「貸付」となります。

金融機関側から利用者にお金を貸す「貸付」には、様々な種類があります。ここでは、貸付方法の仕組みについて詳しくご紹介します。

銀行や消費者金融などの金融機関が利用者にお金を貸す方法として、「当座貸越」と「証書貸付」があります。

「当座貸越（とうざかしこし）」とは、口座の残高を越えて資金を貸し出す方法を指します。

当座貸越では、銀行口座からお金を引き出すとき、口座の残高以上の金額を引き出すことができます。

口座開設時に設定した上限額までは、自動的に貸付が行われます。

利用者が口座の残高を確認すると、借入分の金額はマイナスで表示され、口座に入金すると、自動的に返済分として充当され、マイナス表示分が減ります。

銀行の取り扱うカードローンは、当座貸越の仕組みを利用した貸付のひとつです。

カードローン契約者は、契約時に決定した上限額まで自由に借入・返済を繰り返すことができます。

アコムのカードローンでは、審査によって1万円～800万円の間で契約極度額が決まります。契約極度額内なら、繰り返し借入・返済が可能です。

例えば、契約極度額が100万円の場合、下記の考え方で利用上限の目安が計算できます。

30万円を借入すると、「100万円－30万円」となり、以後の利用上限は70万円です。

30万円を借入した後に20万円を返済すると、「100万円－30万円＋20万円」となり、以後の利用上限は90万円です。

「証書貸付」とは、1回でまとまった資金を貸し出す貸付方法を指します。何度も借入・返済を繰り返せる当座貸越とは異なり、お金を借りることができるのは最初の1回のみです。

フリーローンや目的別ローンは、証書貸付のひとつです。利用者は必要な資金を1回で借入し、以後は返済のみを行います。

「契約者貸付」とは、生命保険契約を利用した貸付方法です。

保険商品を途中で解約した際に、払い戻されるお金のことを「解約返戻金（かいやくへんれいきん）」といいます。

なかには、保険契約を継続したまま、解約返戻金の一部を借りることができる金融商品もあります。このような保険契約を利用した貸付方法が「契約者貸付」です。

契約者貸付を利用すれば、保障はそのままでお金を用意することが可能です。

お金が必要だからと保険を解約してしまうと、保障を受けることができなくなります。

なお、契約者貸付を利用して借りたお金には、所定の利息がつき、貸付利率は契約の時期によって異なります。

期日に返済ができない場合などは、保険契約が失効することがあるため、ご注意ください。

「無担保融資」とは、担保・保証人を必要としない貸付方法です。

担保とは、債務者（お金を借りた側）が返済不能になった場合、債権者（お金を貸した側）が債務者に提供させる対象のことです。

代表的な担保としては、住宅や土地、車などの物的担保や、保証人などの人的担保が挙げられます。

例えば、不動産を担保にする住宅ローンは、身近な有担保借入の一例です。

無担保融資では、上記のような担保を用意する必要がないため、担保として提供できる不動産や保証人になってくれる親戚・知人がいない場合でもお金を借りることができます。

なかでも、カードローンは無担保でお金を借りることのできる、身近な手段です。アコムのカードローンも、担保・保証人を必要としない金融商品です。

アコムのカードローンの商品概要