カードローンの複数同時申し込みはやってもいい？デメリットはある？

同時に複数のカードローンにお申し込みをすることは可能なのでしょうか？

カードローンにお申し込みをすると、その記録が信用情報機関に残ります。貸金業者の審査は総量規制の影響を受けるため、他社借入の金額は新規のカードローンやクレジットカードの審査に影響を与える可能性があります。

この記事では、複数のカードローンへの同時申し込みについて解説します。

複数のカードローンへの同時申し込みは可能？

複数のカードローンに同時にお申し込みをすることは可能です。

ただし、以下のような点に注意する必要があります。複数社への同時申し込みが審査に影響を及ぼす場合もあるので、お申し込み前に確認しておきましょう。

①信用情報に申し込みの記録が残る

信用情報には、カードローンやクレジットカードなどの取引に関する情報が記録されています。個人情報や契約内容、返済や支払の状況、利用残高などがわかります。

日本の信用情報機関には、JICC(日本信用情報機構)、CIC(シー・アイ・シー)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)の3つがあります。

カードローンの審査時に確認される信用情報機関は主に「CIC」や「JICC」ですが、銀行などの金融機関を対象にした「KSC」とは、相互交流ネットワークを通じて特定の信用情報を利用できる関係にあります。

例えばJICCでは、カードローンにお申し込みをした情報の登録期間は、「照会日から6ヵ月以内」です。この期間は信用情報にお申し込みの履歴が残っており、短期間に複数のカードローンにお申し込みをしている場合には、審査に影響が及ぶ可能性があります。

②総量規制では貸金業者からの借入総額が年収の3分の1までに制限される

消費者金融や信販会社など、銀行以外で融資事業を営む会社のことを、貸金業者といいます。貸金業者の事業は、貸金業法に則って運営されています。

貸金業法には総量規制が設けられており、すべての貸金業者からの借入の合計は、原則として利用者の年収の3分の1までに制限されます。そのため、各社でのカードローンのお借入額やお申し込み金額は、審査結果や設定される限度額に影響を与える場合があります。

複数の貸金業者を利用する場合には、複数社で契約極度額が設定されることになります。仮に契約極度額いっぱいまでお借入をしていなくても、貸金業者における契約極度額の合計が年収の3分の1を超える場合には、カードローンやクレジットカードの審査に影響が及ぶ可能性があります。

複数社のカードローンを利用するデメリット

続いて、複数社のカードローンを利用するデメリットをご紹介します。

返済日や返済額の管理が複雑になる

複数のカードローンを利用すると、ご返済日やご返済額の管理が複雑になる場合があります。例えば、1社でのご返済日が毎月15日で、もう1社でのご返済日が毎月30日だった場合は、1ヵ月に2回のご返済が必要になるでしょう。また、毎月のご返済金額や、利息を含めた総返済金額を把握しにくくなるかもしれません。

このようなご返済日の管理に役立つのが、アコムの「eメールサービス」とアコム公式アプリ「myac」です。

アコムでは、「eメールサービス」やスマホアプリのプッシュ通知機能によって、ご返済期日をご連絡しています。「ご返済期日の3日前(※)」、「ご返済期日の当日」にお知らせいたしますので、ご返済管理にお役立ていただけます。

加えて「ｅメールサービス」では、「ご返済期日経過後のご連絡」についてもメールでお知らせします。

その他にも、お得なキャンペーン情報やお知らせを定期的にお届けします。

(※)土・日・祝日を除いた3営業日前となります。

金利(実質年率)が高くなる場合がある

カードローンを複数利用する場合には、金利(実質年率)が高くなる場合があります。

利息制限法では、以下のように借入金額に応じた上限金利が定められています。

例えば、A社・B社でそれぞれ50万円ずつお借入がある場合、利息制限法上の上限金利は年18.0％ですが、1社で100万円の借入をまとめれば、上限金利は年15.0％となります。

つまり、複数社からお借入をするよりも、1社でお借入をした方が金利(実質年率)は低くなる可能性があります。複数のカードローンをご利用したい場合は、利息制限法上の上限金利も意識しておきましょう。

まとめ

カードローンを同時に複数社でお申し込みをすることは可能です。ただし、ご返済管理が複雑になる点や、金利(実質年率)が高くなる場合があるといった、デメリットもあるので注意が必要です。

利用するカードローンを1社にすることで、ご返済日やご返済額の管理がしやすくなるでしょう。契約極度額は、後から増額審査を受けて引き上げることも可能です。可能であれば、1社に抑えて利用することをおすすめします。

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