大きな買い物をする際、支払方法として「ショッピングローン」を利用できることがあります。
この記事では、ショッピングローンとはどのようなローンなのかについて詳しく解説します。
ショッピングローンと同じく、身近なローンのひとつであるカードローンについても紹介しますので、支払方法を選ぶ際の参考にしてください。
ショッピングローンとは?
ショッピングローンとは、商品の購入代金を信販会社に立て替えてもらい、立て替えた商品を分割払いまたはボーナス払いで支払いを行うサービスです。
手元にまとまった資金がなく一括で支払うことが難しいときに役立つ支払い方法であり、クレジットカードを持っていない方でも利用できます。
ショッピングローンを利用するとき、利用者は店舗と売買契約を結び、信販会社と利用者は立替払委託契約、信販会社と店舗は加盟店契約を結びます。
利用者、店舗、信販会社の3者が互いに契約を結ぶのが、ショッピングローンの仕組みです。
利用の手続きは非常に簡単です。WEBからの申込に対応したショッピングローンなら自宅にいながら数分程度で申込手続きが完了します。
なお、ショッピングローンの契約はどの店舗でもできるわけではありません。ショッピングローンを利用できるのは、信販会社に加盟している店舗だけです。
また、お買い物金額が所定の水準を下回ると利用できないことがあります。ショッピングローンを利用できる金額については、買い物前に事前に確認しておきましょう。
ショッピングローンの利用方法
ショッピングローンの一般的な利用の流れは下記のとおりです。
- 1. 購入したい商品を選ぶ
- 2. 支払い方法で「ショッピングローン」を選択する
- 3. ショッピングローンに申込する
- 4. 審査
- 5. 契約・信販会社による立替払い
- 6. 商品購入
- 7. 信販会社に支払いを行う
購入したい商品を選択したあと、支払い方法をショッピングローンに指定することで申込できます。審査に通過することでショッピングローン提供元の信販会社が商品の販売店に立替払いを行い、支払いが完了したあとは商品を受け取れます。
その後は、商品代金を立て替えてもらった信販会社に対し、商品購入代金に手数料を上乗せして返済していくことになります。
ショッピングローンの返済方法
ショッピングローンの返済方法は、会社によって異なります。
ショッピングローンによっては、分割払いのほか、ボーナス払いにも対応している場合があります。
分割払いの場合は毎月決まった金額を少しずつ返済、ボーナス払いの場合は決まったタイミングでまとめて返済します。
また、ショッピングローンのなかには、「分割払い○回まで利息なし」「手数料無料」などのサービスを展開しているものもあります。
少しでも支払い総額を抑えたい方は、事前にチェックしておきましょう。
ショッピングローンのメリット
ショッピングローンには下記のメリットがあります。手元にまとまった現金が無く、クレジットカードも持っていない場合に大きな金額の買い物をする際、有力な選択肢になるでしょう。
ショッピングローンのメリット
- 大きな金額の買い物に利用できる
- 分割で支払いできる
大きな金額の買い物に利用できる
ショッピングローンを利用できる金額は信販会社ごとに異なりますが、一般的には1~5万円以上の高額商品に対応しています。
手元にまとまった現金やクレジットカードがなく高額商品の購入を諦めていた方でも、ショッピングローンを利用すれば購入できる可能性があります。
分割で支払いできる
ショッピングローンは、高額商品の支払いを信販会社に立て替えてもらい、商品購入後は信販会社に分割で支払う方法です。
分割での支払いなら1回あたりの支払額は数千円~数万円程度で済みます。毎月の返済負担が小さくなり、計画的に支払いを進められるでしょう。
ショッピングローンのデメリット
高額な商品を分割で購入できて便利なショッピングローンですが、以下のようなデメリットもあります。メリット・デメリットの両方を知ったうえで、ショッピングローンを利用するか決めていきましょう。
ショッピングローンのデメリット
- 利用できる店舗・商品が限られている
- 支払いに手数料がかかる
- 返済額の調整が難しい
利用できる店舗・商品が限られている
ショッピングローンは、どの店舗でもどんな商品でも利用できるわけではありません。利用できる商品は家具・家電・貴金属など比較的高額な商品が多いです。
また、最低購入金額もショッピングローンごとに「15,000円以上」「50,000円以上」といった形で決められています。ショッピングローン対応の店舗でも、購入額次第ではショッピングローンでの支払いができない可能性がある点に注意が必要です。
支払いに手数料がかかる
信販会社に立て替えてもらったお金を支払う際、商品購入代金に加えて手数料がかかる点も、ショッピングローンのデメリットです。ショッピングローンを利用すると、実際の商品代金よりも多い金額を支払うことになります。
手数料率はショッピングローンごとに異なりますが、年率10%~20%の手数料が発生するケースもあります。
一般的に、分割回数が多いほど手数料率も高くなっていきます。支払総額を安く抑えるなら、分割回数を可能な限り少なくしましょう。
一方で、ショッピングローンに対応した店舗では高額商品の販売促進を目的に、分割払いの手数料を負担していることがあり、キャンペーン中に買い物することで手数料を負担せず分割払いできる可能性があります。
ただし、分割払い手数料が無料になるキャンペーンを行っているか、何回払いまでの分割手数料が無料になるかは店舗ごとに異なります。
手数料優遇または無料のサービスを利用できる店舗を事前にチェックしておき、そこで買い物すると良いでしょう。
返済額の調整が難しい
毎月の返済額を細かく調整できない点も、ショッピングローンのデメリットです。
ショッピングローンでは毎月の返済金額が決まっており、毎月の返済金額より多めに返済したい場合は信販会社に都度連絡をする必要があります。ボーナスなどの臨時収入があったときに支払額を臨機応変に変更するのならば、カードローンの方が柔軟に対応できることが多いです。
例えばアコムでは「任意返済」の仕組みがあり、毎月の返済額とは別に任意のタイミングで追加返済が可能です。任意返済で毎月の返済額以上の金額を返済することができれば、総返済期間が短くなり、支払う利息や手数料の総額を抑えられます。
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ショッピングローンとカードローンの違い
大きな買い物に役立つ支払方法は、ショッピングローンだけではありません。
カードローンでお金を借りて支払うという方法もあります。
ここでは、ショッピングローンとカードローンの違いについて解説します。
使い方の自由度
ショッピングローンは利用できる店舗や商品が決められていますが、カードローンで借りたお金は使いみちが自由である場合が多いです。
買い物代金はもちろん、生活費や交遊費、学費や医療費にも、必要な金額をその都度借りて使うことができます。
返済方法
ショッピングローンは毎月決まった金額を返済するため、信販会社に別途申し込まないと途中で返済金額を増やすことや一括で返済することはできない場合が多いです。
カードローンの場合は、返済金額を増やすことや一括返済にも対応しています。
返済の手段として、インターネット返済・ATMを利用した返済・振込・口座振替(自動引き落とし)など、多様な返済方法を選べるカードローン会社もあるため、上手く活用しましょう。
繰り返し利用できるか
ショッピングローンは、商品購入に利用するための1回きりのローンです。
カードローンは、契約極度額の範囲内で、繰り返しお金を借りることができます。
商品の購入費用はもちろん、生活費から急な出費まで、用途を問わずお金が必要になった際に用立てることができます。
カードローンならアコムがおすすめ
ここではアコムのカードローン を例に、より詳しくカードローンについて解説します。
30日間金利0円サービス
ショッピングローンだけではなく、カードローンにもお得な利用方法があります。
アコムではカードローンの契約がはじめてという方に対し、「30日間金利0円サービス 」を実施しています。
契約日の翌日から30日間は無利息になるサービスで、この「30日間金利0円サービス」を活用することで利息の総支払額を抑えられます。
アコムへのお申し込みはこちら即日融資も可能
アコムのカードローンは、審査の結果連絡が最短20分で、即日融資にも対応しているため、急いでお金を借りたい方にもおすすめです(※)。
(※)お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
カードローンであれば、買い物や支払いで「すぐに現金が必要」という場合にも対応できる可能性が高いです。
まとめ
ショッピングローンとは、買い物の際に利用できる支払方法のひとつです。
ネットショップなどで商品代金の支払い方法を選ぶ際、ショッピングローンを選ぶことで分割払いでの購入が可能になります。
ショッピングローンの他に、身近なローンとしてカードローンが挙げられます。
アコムのカードローンは、借りたお金の使いみちが自由であり、買い物はもちろん生活費などお金が必要になったタイミングでその都度利用できます。
カードローンをお得に利用したい方、急いでお金を借りたい方は、アコムのカードローンを検討してみてはいかがでしょうか。
アコムへのお申し込みはこちら<執筆者プロフィール>
高柳 政道
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®、DCプランナー2級
金融コラムニストとして資産運用・生命保険・相続・ローン商品・クレジットカードなど多岐にわたる執筆業務と監修業務に携わり、関わった記事案件は500を超える。
企業に属さないFPとしても活動し、客観的な立場から投資・保険商品の選び方を中心に情報発信を行う。