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2024.08.16

ローンの仕組みや種類とは?住宅ローンや車ローン(マイカーローン)も解説 wave

ローンとは、金融機関や貸金業者が顧客にお金を貸す(融資する)商品の通称です。

ローンの利用目的は、車や住宅のように高額な商品の購入から、急な出費や生活費の補填まで、状況によって様々です。商品によって使いみちや貸付条件が異なるため、申し込む前に商品の特徴を押さえておきましょう。

この記事では、ローンの仕組み、ローン商品の種類や選ぶポイントについて解説していきます。クレジットとローンの違いにも触れていくので、ぜひ参考にしてください。

  1. ローンとは
  2. ローンの種類
  3. ローンの手続きの流れ
  4. ローン選びの2つのポイント
  5. ローンとクレジットの違い
  6. まとめ

ローンとは

ローンとは、お金を借りる金融商品を指します。銀行や消費者金融、信販会社などで提供されています。

ローンは、担保の有無により「有担保ローン」と「無担保ローン」の2つに大別されます。

一般的なローンの返済手段は、毎月一定の返済額を支払う「分割返済」です。さらに、余裕があるときに任意返済や一括返済を行い、かかる利息を節約できる商品もあります。

ローンは、高額であっても月々に一定金額を分割して返済ができるため、大きな買い物をする際の資金調達の手段として役立ちます。審査が早い傾向にあるカードローンは、一時的に資金が不足した際や、急にお金が必要になった際に便利なローン商品です。

金利・利息とは?

お金を借りた場合には、基本的には利息を元本にプラスして返済することになります。
利息は元本に一定の利率をかけて計算されるもので、この利率を金利と呼びます。
金利は、一般的に年利率で表すことになっており、利息の計算方法は、以下のとおりです。

借りたお金×金利(年利率)÷365日(うるう年は366日)×借りた日数

また、金利には固定金利と変動金利があります。

タイプ固定金利変動金利
内容返済期間中、金利がずっと同じタイプ6カ月ごとなどに金利が見直されるタイプ
特徴最後まで返済額は変化しない金利が変わると返済額が変動する

カードローンなどは、原則固定金利で利息が計算されます。変動金利は住宅ローンなどで利用されていて、現在は(2024年7月1日時点)固定金利より変動金利のほうが金利は低くなっているため、利用されることが多いです。

担保とは?

担保とは、借りたお金の返済を保証するために提供される資産などのことです。担保付きのものを有担保ローン、担保のないものを無担保ローンと呼びます。

タイプ無担保ローン有担保ローン
特徴・借入可能金額が小さい
・金利が高い傾向
・借入可能金額が大きい
・金利が低い傾向

カードローンなどは無担保が一般的です。一方、住宅ローンは、通常は有担保となります。また、担保は土地や家屋などの物的担保と保証人などの人的担保に分かれます。

ローンの返済方法は?

ローンの返済方法は主に「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類に分けられます。

タイプ元利均等返済元金均等返済
特徴・毎月の返済額は一定で、元本+金利を支払う
・当初は金利分の支払が多い
・返済の計画が立てやすい
・均等な額の元本に金利をつけて支払う
・当初は返済額が大きくなる
・元本の減り方が速い

一般的なローンは、元利均等返済のタイプが主流です。

ローンの種類

ローンの種類のイメージ画像

一般消費者向けローンの代表的な商品として、「住宅ローン」、「教育ローン」、「自動車ローン」、「カードローン」があります。

住宅ローンとは

「住宅ローン」は、マイホームを購入する際に利用できる商品で、高額融資を受けられます。銀行が展開している商品が多く、30年や35年といった長期返済が可能です。住宅ローンは高額融資、長期返済がほとんどであるため、金利が低い傾向にあります。

教育ローンとは

「教育ローン」は、入学金や授業料などといった教育資金のために利用できる商品です。銀行や信販会社が扱っていることが多く、商品によって利用用途・利用条件が異なるため、利用する前に確認しておくのがよいでしょう。

自動車(マイカー)ローンとは

「自動車ローン」は、車の購入費として利用できる商品であり、商品によって「オートローン」や「マイカーローン」と呼ばれています。金融機関が扱う商品だけではなく、車の販売店でも申し込みが可能なケースがあります。

カードローンとは

「カードローン」は、原則として利用用途が自由であり、契約極度額の範囲内であれば繰り返し借入・返済が可能な商品です。一般的に、消費者金融や銀行で扱われています。

関連リンク:ローンにはどんな種類がある?「カードローン」や「フリーローン」の違いも解説

アコムのローン商品展開

アコムでは、「カードローン」、「ビジネスサポートカードローン」、「貸金業法に基づく借換え専用ローン」という3種類の商品を展開しています。

ここでは、代表的な「カードローン」について、概要を紹介します。

アコムのカードローンは、担保・保証人が不要で融資を受けられる商品です。契約極度額は1万円~800万円、実質年率は年3.0%~年18.0%となります。

アコムのカードローンの商品概要

契約極度額1万円〜800万円
貸付利率(実質年率)3.0%〜18.0%
返済方式定率リボルビング方式
返済期間・返済回数最終借入日から最長9年7ヵ月・1回~100回
遅延損害金(年率)20.0%
担保・連帯保証人不要

インターネットや、アコムの自動契約機(むじんくん)、電話、郵送から、自身の利用しやすい申し込み方法を選択できます。 借入方法は、インターネットや電話から申し込み可能な「振込によるお借入」のほか、「アコムATMや提携ATM」が利用できます。返済の際は、「インターネット」、「アコムATMや提携ATM」、「振込・口座振替(自動引き落とし)」といった多様な返済方法を選択可能です。

アコムのカードローンは申し込みから最短20分で融資可能です(※)。急いでお金を借りたい場合は、インターネットから申し込みのうえ「振込による借入」を利用することで、契約後すぐに借入が可能です。 

(※)申し込み時間や審査により希望に添えない場合があります。

アコムへのお申し込みはこちら

ローンの手続きの流れ

ローンを申し込む際には、申込者が確実に返済してくれるかなどを確認するため、金融機関は必ず審査を行います。
手続きの流れは以下のようになります。

必要書類の準備

ローンの申し込みを行う際に必要な書類は、金融機関によって異なりますが、基本的には本人確認書類 (マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど)の提出が必要です。 また、借入金額が50万円を超える場合には、収入証明書類 (源泉徴収票、確定申告書等)を必要とする金融機関が一般的です。 住宅ローンや自動車ローンなどでは、上記の書類に加え、購入する物件 、車両などの資料 が必要になってくるので、事前に準備するようにしましょう。

申し込み

申し込み方法も金融機関によって異なりますが、多くの金融機関では、インターネット、電話、郵送、店舗の窓口などで申し込むことができるので、チェックしてみましょう。時間がないときなどは、インターネットを利用すれば簡単に手続きができます。

審査

審査の時間は、借りるローンの種類や金融機関の形態によって異なります。特にローンの金額が大きくなるほど、審査時間は長くなる傾向があります。また、消費者金融の方が銀行より審査時間は短い傾向にあります。 審査基準もそれぞれの金融機関で異なっていますが、お金を借りる目的や必要な時期を勘案して、適切な金融機関を選択することが必要となります。

契約

審査に通れば、契約となります。契約の方法も金融機関により異なりますが、インターネット、電話、郵送、店舗の窓口などで行えるのが一般的です。急ぎの場合などは、インターネットを利用すれば、手間や時間をかけずに契約ができるでしょう。

契約が完了すると、指定した銀行口座にお金が振り込まれます。消費者金融では、基本的にほぼ全ての銀行に対応していますが、銀行のローンの場合には、その銀行の口座へ振り込むところが多いので、ローン申し込み時に銀行口座の開設を求められることもあります。 また、カードローンのように、ATM(自社・提携)を利用して借入できるものもあります。

返済

お金を借りたら、基本的には翌月から返済をはじめます。返済日は金融機関、返済方法により異なりますので、返済日はしっかりと覚えておきましょう。返済方法を選択する場合は、うっかりして支払いを忘れることのないように、自動引き落としにするのもよいでしょう。

ローン選びの2つのポイント

ここでは、ローンを選ぶ際に意識したい2つのポイントをご紹介します。

①利用目的に合ったローンを選ぶ

1つめのポイントは、自身の利用目的にあったローンを選ぶことです。

住宅ローンや自動車ローンのように、商品の中には利用目的が限定されているものがあります。利用目的が限定された商品では、定められた目的以外では利用できません。

生活費や娯楽費、レジャーや万一への備えなど、様々な目的でローンを利用したい場合には、カードローンやフリーローンのように利用目的が自由なローンを選ぶとよいでしょう。

アコムのカードローンは、利用目的は定められていません。旅行、レジャー、冠婚葬祭、家具や家電の購入資金、資格取得の授業料、エステ・美容代など、必要に応じて自由な目的で利用可能です。利用目的が限定されていないカードローンには、臨機応変に活用できるというメリットがあります。

②サービスの内容や利便性をチェックする

ローンをさらに便利に活用するためには、サービスの内容や借入方法・返済方法の利便性もチェックしておきましょう。

アコムでは、アコムとの契約がはじめての場合、カードローンの利用者を対象に、「30日間金利0円サービス」を用意しています。

「30日間金利0円サービス」は、アコムとの契約日の翌日から30日間適用されます。

また、借入・返済ともにアコムATMやコンビニ・銀行などの提携ATMが利用可能です。インターネットを通じた借入・返済や、口座振替による自動引き落としも可能なので、自身にとって利便性の高い利用方法を選択することができます。

ローンとクレジットの違い

ローンとクレジットは、どちらも大きな買い物や代金の後払いに役立つサービスですが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、ローンとクレジットの違いについて詳しく解説します。

ローンは、お金を借りるための商品を指します。一方で、クレジットは商品の購入時点では支払いをせず、後日代金を支払う約束を指します。

クレジットの形態には、商品を購入するたびに、申込書によってクレジットの利用を申し込む形態と、利用可能額の範囲であれば自由に商品を購入できる、クレジットカードの形態があります。

例えば、商品を購入する際にローンを利用する場合には、まずお金を借入して、そのお金で商品の費用を支払います。しかし、クレジットの場合は購入時点で物理的な現金が動くことはなく、支払期日が到来した際に所定の金額を支払うことになります。

つまり、ローンとクレジットは、「かかった費用を後から支払う」という点は同じですが、支払いの形式に違いがあります。

まとめ

ローンは、お金を借りるための融資商品のことです。商品によって、利用目的や担保の有無、サービスの内容などが異なるため、ローン選びの際は貸付条件を確認しましょう。

アコムとの契約がはじめてで、カードローンを利用される方には、「30日間金利0円サービス」が適用されます。借入を急いでいる人は、最短20分融資も可能なアコムのカードローンを検討してみてはいかがでしょうか(※)。

アコムへのお申し込みはこちら

(※)申し込み時間や審査により希望に添えない場合があります。

<執筆者プロフィール>
青野 泰弘
ファイナンシャルプランナー・行政書士
1964年静岡県生まれ。同志社大学法学部卒業後、国際証券に入社。その後トヨタファイナ ンシャルサービス証券、コスモ証券などで債券の引き受けやデリバティブ商品の組成など に従事した。2012年にFPおよび行政書士として独立。相続、遺言や海外投資などの分野 に強みを持つ。

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