MUFGグループの一員として
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループとの戦略的業務・資本提携における経緯
アコムは、2001年8月に株式会社東京三菱キャッシュワンを、株式会社東京三菱銀行(現・株式会社三菱UFJ銀行)、三菱信託銀行株式会社(現・三菱UFJ信託銀行株式会社)などと共同設立以降、株式会社三菱東京フィナンシャル・グループ(現・株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ)と関係強化を推進、2004年3月に戦略的業務・資本提携を締結し、同社の持分法適用関連会社となりました。
2008年12月には、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の連結子会社となり、MUFGグループの消費者金融事業とカードローンにおける信用保証事業の中核企業となりました。
アコムは今後も、MUFGグループとの緊密な連携を図りながら、ローン事業、クレジットカード事業、信用保証事業、海外金融事業、債権管理回収事業に経営資源を集中させ、長期安定成長に向けて収益基盤を確立してまいります。
競争力を持つ消費者金融事業の構築を目指して
アコムとMUFGが業務・資本提携を締結、一層強化した目的は「それぞれのノウハウや営業基盤を効果的に相互活用し、収益力向上と内部管理体制の強化を図ることにより、収益力とコンプライアンスを兼ね備えた圧倒的な競争力を持つ消費者金融事業を構築し、わが国の消費者金融市場の健全な発展に寄与していく」というものです。
アコムは、これまで培ってきた与信・審査ノウハウ、店舗・ATMネットワーク、基幹系システムをはじめとする大規模・効率的なインフラ、コンプライアンス態勢に基づく行為規制対応力に、MUFGの強力なブランド力と顧客獲得力、国内ナンバーワンの総合金融グループとしての資金調達力を補完・融合することにより、この目的を実現して参ります。
さまざまな事業に波及するシナジー効果
MUFGの連結子会社になったことによるシナジー効果は、さまざまな事業で成果を発揮しています。
まず、ローン・クレジットカード事業では、MUFGブランドという強力なバックグラウンドなどにより、マーケットでの競争優位性を確立しています。
さらに、信用保証事業でも、株式会社三菱UFJ銀行の無担保カードローンの保証業務を一手に担っているほか、同行と緊密な関係にある有力地方銀行などとの保証業務提携の推進により、事業規模を拡大して参ります。
また、ASEANにおける消費者金融事業を株式会社三菱UFJ銀行と協働で開発していくなど、海外金融事業を積極的に展開しています。
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループとのパートナーシップの歩み
年月 | パートナーシップの内容 |
---|---|
2001年8月 | 「株式会社東京三菱銀行(現・株式会社三菱UFJ銀行)」「三菱信託銀行株式会社(現・三菱UFJ信託銀行株式会社)」「株式会社ディーシーカード(現・三菱UFJニコス株式会社)」「株式会社ジャックス」との共同出資で「株式会社東京三菱キャッシュワン」を設立 |
2004年3月 | 「株式会社三菱東京フィナンシャル・グループ(現・株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ)」と戦略的業務・資本提携 |
2004年4月 | 「株式会社三菱東京フィナンシャル・グループ(現・株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ)」の持分法適用関連会社となる |
2007年11月 | 「株式会社三菱東京UFJ銀行(現・株式会社三菱UFJ銀行)」が提供する個人向けカードローンの保証業務の取り扱いを開始 |
2007年12月 | 「株式会社三菱東京UFJ銀行(現・株式会社三菱UFJ銀行)」との共同出資により、インドネシア共和国の「PT. Bank Nusantara Parahyangan, Tbk.」を買収 |
2008年9月 | 「株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ」「株式会社三菱東京UFJ銀行(現・株式会社三菱UFJ銀行)」との戦略的業務・資本提携を一層強化することについて合意 |
2008年12月 | 「株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ」の連結子会社となる |
2013年9月 | 信用保証事業の「エム・ユー信用保証株式会社」を設立(現・連結子会社) |